バレンタインにいただいたもの | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

バレンタインに頂きました。

 

まずレ・トロワ・ショコラ 

パリから空輸された佐野恵美子さんのチョコレート

興味深い組み合わせがたくさんです。

 

柚子とサヴォワの蜂蜜

ほうじ茶とオレンジの花

フランボワーズビネガー

カカオの桜チップ燻製

バジルといちごジャムなどなど。

 

授業に出席したていただいた方々にもおすそ分け

「はい、どうぞ、お好きなものを」

と順番に配っているうちに、はっと気がつきました。

 

この中でまず一番に味わうべきものは中央にある、お店のロゴの入ったものです。ここにはたいてい、シグナチュール(署名)と呼ばれる、その方の代表作が配置されているはずなのです。

 

つまりその作り手にとっての、「チョコとは何か?」を一番感じ取れるチョコレート。

「あー、真ん中、真ん中! これが欲しい人は、私と半分個にして〜!!」

そうなると、先生特典(?)で私のものになってしまいました。

 

なかなか横暴で、エゴイスティックてへぺろ

 

でも、果敢に手を挙げる、強い意志のある食べ手。私はいつでも歓迎ですよ。その時は半分ずつにしましょう!

(ただし、ほかに人がいるからといって気を遣って、これを3分割とか4分割にはできません。それではもう、味が分からなくなり、食べる意味がなくなってしまいますから)

 

などと、貰っておきながらですが、思っています。

 

さてそのシグナチュールは

「カカオジュースとジャスミンベルガモット」

ジャスミンが強く香り、すっと消えて後口にベルガモ・・・ジャスミン

という感じ。

とてもエッジのきいた、ほんとうにシャープな味わいのチョコレートでした。素晴らしいです!

 

 

パリからパトリック・ロジェ

とても、とても薄い型どりのチョコレートです。

右の緑色のアマゾンが有名なのだそう。ライム味の、割れた瞬間に飛び出てくるような衝撃のキャラメル入り。

 

どうやってこの薄いチョコの中に、とろんとろんのキャラメルを封じこめることができるのだろう??

(入れることはできても、チョコで封をするのが、至難の業のはず。)

 

なにより、この薄さでよく日本まで、割れもせずに来てくれました〜!

私は黒いテントウムシみたいなのが、食べたことのない味わいで、一番好きでした。

 

 

 

カカオハンターズの

カカオニブチョコレート

ボンボンじゃないから、ちっとも構えず、気を抜いていたのです。

おやつ〜!くらいに。

 

しかしなんという華やかな香り! なんという幸福感ラブ

この香りは上等のチョコだけにしかないタイプのものです。

 

食べ始めたら、やめられない、止まらない。

これ、間違いなく、あかんやつです。

(夕飯の後に食べ、教室に持っていってお昼のあとに食べ、また持ち帰り・・・と、ほぼ携帯。ボンボン好きの私なのに!)

 

ニブはコロンビアのアルアコ

コーティングはアラウカ

 

と、販売している方に教わりました。

ニブがいっそう華やかな香りのパートだそうですので、来年のバレンタインにはアルアコをまた買わないと!

 

ご馳走さまでございました! おかげさまで今年もよいバレンタインでした!!