お昼過ぎに教室に来ました。
作業台の上を片付けていたら、ふと、熱を感じました。
大理石の上が、まるでさっきまで作業をしていたみたいに熱を発しているのです。
あれ、誰か先にいた?
いえいえ、そんなはずはありません。
たとえばオーヴンから出したての熱い天板を置いていたときみたいな熱なのです。天板をどけても、大理石にはしばらく熱が残っているものですが、そんなときみたい。手に、ぼわんと熱を感じます。
試しにと思って、赤外線の温度形で表面温度をはかってみたら、32.2℃
つまり室温だったということなのでしょうが、この上でタルト生地はぜったいに伸ばせません。なぜならバターは31℃で溶け出すからです。
あぁ、そういえば学校にいた頃、真夏にフィユタージュの授業でした。先生は大きなゴミ袋に氷を一杯に入れて大理石を冷やして回っていたなあ。
大理石は生地を伸ばすのによいなどと言われますが、それは冬だけ!
クーラーがしっかりかかった後にもう一度はかってみたら、28.1℃でした。
今年の夏はほんとに大変な暑さですね、とても過酷です。
どうぞみなさん、お気を付けて!