6月のキュイジーヌ・デザミ講座にて | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

土曜日は再開第一回目、念願のキュイジーヌ・デザミ講座を開催しました。

 

予約の段階で、「興奮しすぎて、しゃべりすぎないようにしないと!」と、とある生徒さん。

ほんとにその通りで、うっかりすると、マスクをしているとはいえ、どんどんしゃべってしまいそうになります。

 

前菜は今がいちばんおいしいフルーツトマトとを使ったタルトと

私が食べたかったタブレ(クスクスのサラダ)を作りました。

レモンとミントを入れて! 満足しました。

 

主宰はサワラをタイムの香りでローストに。

ようやく咲いた2つめのナスタチウムを乗せました。

 

デザートはさくらんぼのケーキを焼きましたが、型からきれいに外れてくれず・・で、ちょっと残念でした。

なるべく早めに終わるように、楽なメニュ−にしました。

 

 自粛期間中何をしていたか。植物を植えて育てていた話し。6時間かけて煮込んだカレーの話し。「神の雫」を2年越しくらいに読んだ話し(私)。短縮労働から元に戻って、ちょっと疲れ気味の話し。お菓子ばかり作っていた話。家中掃除した話し。などなど!

興奮しないようにしないと。

 

興味深かったのは

「これまで必要だと思い込んでいたものが、じつはそうでもなかったということに気づいたんですよね」

との話し。へえ、なるほど・・。

 

その方にとって、それはたとえば何だったのだろう?と考えているうちに

「でもね、教室に来ることはやっぱりエッセンシャルでした」

 

なんてうれしい言葉でしょう! 

自粛生活の間、早くみんなで料理をしたいと思って居て下さった方がここにも。

 

私はときどき「まあ、フランス料理を習わなくても、生きていけますからね・・」と自嘲気味に言うことがあるのですが、もうやめようと思います。

 

 

しみじみ、

「やっぱりとても楽しかったですね」

と言い残されて、お帰りになりました。

 

そうです。教室は私にはもちろんやっぱりエッセンシャルです。当たり前でなかったこと、本質的に必要なもの。

とても考えさせられる日々です。

また教室ができて、ほんとにとてもありがたいことです。

 

ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました。

また来月!!