京都に藤田嗣治展を見に行ってきました。
レオナール・フジタはフランスで活躍し、1968年にフランスで亡くなった日本人の画家です。この「乳白書の肌」で有名です。
このタッチになるまでの軌跡も、若い頃から戦争画家の時代、乳白色へと時代を追って展示され、なかなか見応えがありました。フランスの国籍を取ってからの宗教画も初めて見ました。
(猫好きにも、楽しめる絵がいっぱい)
遠い昔にランスのマムMumm社に行ったとき(学生のとき)、日本人と聞いてどなたかフランス人のディレクターがわざわざ出てきて、フジタのことを説明してくださったことを覚えています。あの頃、もっと知識があったらなあ、もったいなことだったと今にして思います。マムの敷地には、フジタ礼拝堂があります。
晴天の秋の平日で、とても気持ちのよい日です。
お庭も建物もとても広く、こちらも相当に見応えがあります。静かに庭師さんが苔の間の草を抜いていらっしゃいました。これだけの広さがあると、一年中仕事は終わらないと思うくらい。
御簾のおりた寝殿も荘厳な静けさに満ちていました。
思いがけず、木村英輝さんの画かれた襖絵に遭遇しました。
あぁ、これって!
印象的なこのタッチの絵は見間違うことはない!と思わせる力強さ。
http://ki-yan.com/gallery/17033.html
つい先日も家族のお祝いで訪れた琵琶湖のロイヤルオークホテルのレストランにとても気になる絵があり、もしやと思っていたのでした。
「睡蓮と蓮」
http://www.elephant-ltd.sakura.ne.jp/ki-yan/works/2006/fuen/
いつだったか、高島屋のポスターのヒマワリの図柄を見て以来、心をぎゅっとつかまれています。
ネットを駆使して調べてみたら、やっぱりでした! 絵を見ただけで描いた人が分かるほどの個性って、凄い力!!
そのくらいの料理やお菓子が作れるようになりたいものです。