クッキー缶講座にて | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

クッキー缶講座を行いました。いろんなクッキーをぎっしり詰め合わせに!

 

 

まん丸に焼き上げたのはブール・ド・ネージュboules de neige

バニラ味といちご味の2通りに仕上げます。

シュルタン口金を使って、ロミアスromias

なんだか昔懐かし・・のような、一周回って新しいような。

 

抹茶味のラングドシャlangue de chat au the matcha。間にホワイトチョコをはさみます。

 

 

ブレデレbredeleには、フランボワーズのジャムを挟みます。

 

ナッツのサブレとカカオのディアマンdiamant

スパイス入りクッキーには、セイロンシナモンとティミュットペッパーを使いました。

 

これは本当はローズになるはずだったクッキー。私がレシピを書き間違い、丸になってしまいました・・。杏仁のマジパン使用で、杏仁風味です。

小さい型抜きクッキーは、残り生地から。緩衝材に使います。

 

サブレ・フロランタンsable florentin

 

10種類のクッキーと3味のメレンゲを用意して・・・

みんなでいっせいに詰めました。なんとも楽しい時間です。

みなさんのをずらりと並べてみると、壮観です。達成感はハンパない感じ!

 

初めてやってみた講座だったので、組み立てには少々手間取りました。作りたいクッキーを無造作にピックアップすると、けっこう偏りがあります。そこで、

 

まず考えたのは、味のバリエーションです。ヴァニラにチョコ、抹茶にナッツなどなど。

同時に考えるべきは、クッキー自体の食感のバリエーションです。つまりほろほろ崩れる感じから、ほろさく、シャクシャク、かりっと固めまで。

次に見た目の形は丸ばかりではおもしろくないので、四角、絞り、抜き型使用などなど変化を持たせます。

色味も考えて、プレーンにピンク、みどり、黒、茶色、白も入れました。

 

そしてまず片っ端から試作して、最後に詰めてみました。缶から出したり入れたりを何度も何度もやって、、、入らない・・・2mm削る。入らない・・・直径を3mm縮める。大きく見えすぎ・・・玉の重量を2g減らす。と調整を繰り返しました。

 

うんうん言いながらでしたが、なかなか取り組み甲斐のある作業です。そして本番。みんなで一斉に作ると、大変でしたが(みなさんが)、楽しくて気持ちがぱっと上がります。

まっすぐが難しい! きゃあ、焼けすぎ。わあああ、割れた! あ、粉砂糖かけ忘れた! と大騒ぎでしたが、

「ひやぁ、すごい。楽しい!」

「家では作らないタイプのばかり」

とうれしい声も聞こえてきます。

 

次はクッキーのサレの講座にしようかと計画しています。ワインのおつまみに、お持たせによいのではないかしら!!

 

ご参加下さいました皆様方、お付き合いくださって、どうもありがとうございました! またやりましょう。