生徒さんに農家産のピスタチオのペーストを頂きました。
シシリーではこのペーストと牛乳と砂糖だけで作ったアイスクリームを食べたそうです。
「先生、これで作ってほしい」と渡されたもの。
配合は？
「さあ。材料を聞いただけです」
むむ。
難しいわけではないのですが、一発勝負でそれなりのものを作るのは、なかなかにプレッシャーです。通常は卵黄を使ってとろみを出しますが、今回はこのピュレのとろみだけを利用する、ということ。貴重ですから、試作をするわけにもいきません。
当日は、万一に備え、瓶の半分までだけ使います。あとは牛乳を入れ、砂糖を加えてアイスクリームマシーンへ。
そして出来上がったのが写真のアイス。
それはそれは濃くて、香り豊かで、おいしい（のですが、濃い！）
鼻血がでそうなおいしさでした。ちなみにナッツを食べ過ぎて鼻血がでる、などというのは日本人だけと聞きました。
現地で食べたものは、ここまで濃くはなかったそうです。瓶の残りの半分はお返しして、よりよいものをご自宅でやっていただくことにしました。楽しい経験でした！