京都の鴨で 4月の料理連続講座にて | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

春です。たくさんの春の野菜と貝類を使って、サラダにしました。ずっと前にランベリーで心奪われたサラダを思い描きながら。

 

アスパラ、菜の花、ズッキーニ、ラディッシュ、赤アンディーヴ、マーシュ、わさびの花、スナップエンドウ、セロリ、セルフィーユ。パンジーにナスタチウムも。

貝はハマグリに、白貝(初めて食べました、甘くておいしい!)。ほかにムールやらホタルイカも入れています。

組み立てが楽しくて、つまり結構時間がかかり、お肉をオーブンに待たせたまま30分・・。

 

 

今月のメインは京都の鴨を使いました。フランスの鴨が鶏インフルエンザの影響でいまだ使えず、でも鴨が食べたい・・。

そこで京鴨に。試作してみて、びっくり。あたり前ですが、フランスのとは全然味も食感も違って、非常にあっさりなのです。

マリネにしてから焼いたら、完全に負けてしまいました。

そういえばずっと前に日本の鴨にカシスのソースを添えたら、やっぱり負けてしまい、すき焼きにしてみたらとてもおいしかったことを思い出します。日本のものには、日本のやり方。

 

そこで、炭火焼きにすることに。

炭独特の芳香が入り、かつ鴨はあっさりジューシーで柔らかく驚かされました。

柔らかいのでブロックで出しても大丈夫です。

紫マスタードのソースを添えて。とっても美味しかったです。

 

ピスタチオとグリオットのミルフィーユをデザートに。

パーツで作り縦に組み立てています。縦はやはり切りやすく、食べやすい。かつ大きな組み立てをしなくてすむので、とても楽!

グリオットのジャムがきいています。