11月のデザミ講座にて プチサレで | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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11月のキュイジーヌ・デザミ講座にて

 

先日の特別講座での、パトリック・テリアンシェフの「フロマージュ・ブランのかわりに、クリームチーズとマスカルポーネを合わせる」説の検証をしてみました。

いつも手に入るわけでない人にとっては有効かもしれません。

 

ディルや松の実などまぜてスモークサーモンで可愛いアミューズに!

ぱくっと一口。クリーミーで酸味もあっておいしい!

結論は「フロマージュ・ブランにはならない(まあ、当たり前といえば当たり前)けれど、代用としてはアリ」でした。

 

いとよりのエスカベッシュ

 

メニューを組み立てたとき、まだ暑かったのです。そこで冷製の前菜であるエスカベッシュにしたのですが、ときすでに秋。暑いわけではありません。

そこで今日は温製にしてみました。下にはじゃがいものピュレに八角を少し香らせて。

 

オーヴェルニュ風ポテ potee d'Auvergnat

少し前から豚肉を塩漬けにして、プチ・サレを作って入れました。

ことことと煮込むこと2時間半。ほろっと崩れるお肉にはしっかりとした旨味が残っています。シンプルな料理ですが、私はこのクリアな味わいが好きです。

 

これはレシピ本にも掲載されているメニューです。生徒さんから

「じつはこの前自宅で作ってみましたが、今日と違ってちょっと脂ぎった感じに・・」

と。ええぇっ!?

ぱらぱらっと本をめくって確認すると、ブイヨンがわき上がってきたときに「アクはすくう」とありますが、煮ている途中のことは何も書いていません。

しまった! 私の中ではアクや浮いてきた脂をすくうとか、塩をするなどなどは「そんなの当たり前」で、作業としてはたぶん「無意識」です。だからときどきレシピから抜けてしまいます。

しまった&ごめんなさい・・です。

 

デザートは、栗のパルフェを作りました。Parfait aux marrons

すっかり秋です。