とうとうロッシーニ 9月の料理連続講座にて | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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9月の料理連続講座にて

 

アペリティフにはまず生ハムのムースから。ズッキーニで巻いて、生ハムのバラをのせているのですが、表情もみんなそれぞれ。誰も間違わずに自分作のバラを取りました。

そしてひとつ、向きが違うことを、いま発見。

 

クレーム・ド・ペッシュ(桃のリキュール)と赤ワインで2色のアペリティフに。

リキュールは甘い(=糖度が高い)ほど比重が大きく、他の液体とはぱきっと分かれやすいのです。

 

さて前菜はすいかのガスパチョ、鯛とイカ

すいかのソルベも乗せています。

夏の名残のメニューです。

 

主菜はシャロレー牛のフィレを使って、ロッシーニにしてみました。

下から、クルトン、牛フィレ(トゥルヌード)、フォワ・グラのソテー、トリュフのスライスと積み上げます。マデイラのソースを流します。

赤身の牛のフィレはけっこうがっしりしています。上にはこってり気味のフォワ・グラが乗るので、赤身で充分。いえ、赤身がよいと実感します。

 

 

デザートはカリフォルニア産のイチジクを使って、ケーキとコンポートに。

 

カリフォルニア産は、ものすごく甘いというわけではありませんでした、水分が少なくしまっているので、そのままケーキに焼き込むことができました。