じつはパリにはかつてシュークリームchou a la creme がありませんでした。
シューはフランス発祥のお菓子です。
エクレアやサントノレ、レリジューズ(2段に積んでフォンダンをかけたお菓子)、サントノレ、クロカンブッシュと、シュー菓子はいっぱいあるというのに、なぜか私たちが知る「シュークリーム」のスタイルはほとんど見当たらなかったのです。
昔、まれにお菓子屋さんにシュークリームを見つけると、あまりに珍しくて写真を撮っていたくらい。
ところが回顧の流れに乗って、何年も前からシューが復活してきていて、最近ではパリにはシュー専門店があるのです。
レ・アルを歩いていて、ふいに見つけました。
オデット
http://www.odette-paris.com
6個入りE9.9
ヴァニラ、森いちご、緑茶、キャラメル、レモン、プラリネ味
ずらっと並ぶと壮観。
しかし。食べてみると、皮はふにゃ、クリームはふがふがっとして、私の好きなタイプではなさそうです・・。
近所のパティスリのお菓子
エクレア、りんごのタルト、オペラにパリ・ブレスト
なんとも大らかに愛らしいものです。
しっかり甘いのですが、なんだかとても懐かしい気分になります。
フランスのお持ち帰りはこんな風に、紙でくるんと三角に包んでくれます。