杉本文楽に | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

今日は食べ物の話しを離れて、文楽です。

大阪のフェスティバルホールでの杉本文楽「曽根崎心中」に、誘ってもらって行ってきました。
大阪には国立文楽劇場があるのに、どうしてフェスティバルホール? と思っていたら、始まってすぐに答えは分かりました。

真っ暗な中、中央のライトに白い人形が浮かび上がります。映像も音響も駆使され、従来の古典的な文楽とはかなり趣が違うよう。
現代美術作家の杉本博司さん(つまり文楽の中の方ではないということ)が構成・演出・美術・映像
を担当されたのだそうで、モダンなホールで、現代の演出における古典芸能は、それはそれは美しくすばらしく、格好いいものでした。新しい世界を見せていただきました。外国も回ってきたというのもうなずけます。

他に方にもみてほしいと願わずにいられない舞台でしたが、残念ながら今日で最終公演。
いつもはたいてい口福のはなしですが、今日は眼福と耳福の日でした。
続く口福の話しはまたあした。