リヨンのお土産「クーサン・ド・リヨン」 | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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リヨンのお土産に「クーサン・ド・リヨンcoussin de Lyon」をいただきました。
クーサンとはフランス語でクッションのこと。リヨンは絹織物で有名な街だからでしょうか。

このお菓子はリヨンのスペシャリテですが、1960年に、このお菓子屋さん「Voisin」によって作られたのだそうです。
http://www.chocolat-voisin.com/chocolats/

HPによると、1643年に疫病が流行り、これを鎮めるために市の参事官が、フルヴィエールの丘で7つの大ろうそくと絹のクッションに1枚の金貨を置き、聖母に祈りを捧げました。これを期に毎年9月8日には行列が行われるようになったとあります。クーサンはこのクッションにインスピレーションを得たものだそう。


クッションを模した緑色のマジパンの中に、軽めのガナッシュが詰めてあります。
私が従来持っていたクーサンのイメージよりも、はるかに軽くておいしいものでした!