「B&C(パンニュース社)」3-4月号の巻頭特集のため、奈良「ブーランジュリー・アッシュ」に取材に寄せていただきました。
奈良市富雄元町2-1-12
特集のテーマは「パン・ペルデュ」
2次加工製品の上手な展開の仕方です。
シェフの佐瀧さんは奈良パンステージのイベントをひっぱる中心的な役割を果たされる方であり、すでに何度かお会いしています。
こちらのパン屋さんは売り切りを念頭におき、ほとんど売れ残りがないのです。
「作った物は、人に食べて貰ってこそ、でしょう?」
現代の消費社会のあり方に疑問を感じているというお話には、ぐっと引き込まれます。
詳しいことは、B&C3-4月号をどうぞ。
こちらのデニッシュはいつ見ても、キュートでフォトジェニック!
ダノワーズ(デニッシュ)生地と、クロワッサン生地は違うものなのだそうです。
ダノワーズははらはら。
クロワッサン生地はざっくりした感じ。
午後3時頃。
西日が売り場にさしこみ始めました。
ロールスクリーンで少し陽を遮ると、柔らかい黄色い光がパンにふんわりとかかります。
私の写真では表現しきれないのですが、冒頭の写真のパンが、ぱっとあたたかなイメージに包まれました。このお店のイメージそのものです。
なんていい色なのでしょう!
ご夫婦二人で実直に営まれるパン屋さんです。
取材に寄せてもらうお店というのは、たいていお客さんが途切れなくやってくるものですが、やはりこのお店もそう。次ぎ次ぎと人が来られます。
「あのう、今日は紅茶パンは?」
「すみません。火木土だけなのです・・」
大人気の紅茶パン。私も買えず、残念です。
レジ横の格子窓からは、坂道を見上げることができます。木のドアもレジ台もなんともいえず素敵な感じ。
さてこれが今回の特集に登場する「ボルベックス」120円
2次加工品です。
ぱっと見ただけでは何からできているのか分かりません。
焼きたてをいただいて帰ったのですが・・・。
お腹が空いていたので、カメラマンさんと二人で駅のホームで電車を待ちながら食べ始めました。
まずはクロワッサン、その次ぎはダノワーズのりんご、そしてボルベックス。あんまりにもおいしくて、二人で大盛り上がりで食べていたら・・・電車を2台もやりすごしてしまいました。
2人もいて、2台って・・!?
さてボルベックス。持ち帰り、スタッフ久我に食べてもらったところ
「栗ですか。それとも白あん??」
答えは食パンの耳です。これはほんとにびっくりのおいしさ。ちょっとつぶつぶした食感がよいのです。作り方も材料もいたってシンプル。
お近くの方、ぜひお試しあれ!