

今日から千葉市議会では一般質問が始まりました。今日はかばさわ洋平市議(緑区)と、あぐい初美市議(稲毛区)が登壇しました。かばさわ洋平市議の一般質問については本人がブログで報告していますので、そちらをご覧下さい。名前をクリックするとブログにアクセスできます。

あぐい初美市議は、平和啓発について取り上げてくれました。私のブログでも以前紹介した川光倉庫(旧陸軍気球聯隊第2格納庫)の解体のその後です。同倉庫は、千葉市内で現存する戦争遺跡としては最大の建築物で、終戦間際の昭和19年から20年にアメリカ本土の爆撃を狙った「風船爆弾」の中核を担っていました。
あぐい市議は、「川光倉庫は、1932年(昭和7年)に採用されたダイヤモンドトラスで建設された貴重な建物です。解体を惜しむ声があります。郷土資料館にダイヤモンドトラスの一部を保存し、後世に伝えていくことを求めます」と質問しました。
市は、「旧陸軍気球聯隊第2格納庫のダイヤモンドトラスについては、所有者と施工業者の御厚意により、博物館内で展示できる程度の大きさにカットされたものをご寄贈いただけることとなったため、郷土博物館で保存することとしました。今後は、平和啓発のための貴重な資料として有効な活用方法を検討していきます」と答えました。
フェイスブックなどSNSでも、保存を求める声があり、保存を求める関係者のみなさんの活動も実った形となります。そうした活動に敬意を表します。
私自身も、市長がツイッターで解体予定の倉庫を視察された際のツイートに対し、「千葉市で戦争の悲惨さや平和の尊さを考えるための現存する建物の一つが解体されるのは複雑な気持ちです。一部だけでも保存(現地でダメなら郷土博物館に)して、後世に伝えていってほしいです。現役で使用してくださった川光倉庫さんに本当に感謝です」と関連するツイートをしました。
どのような有効活用ができるのか、引き続き、私も平和行政の充実のために取り組みます。


ご紹介ですが、千葉市郷土博物館で「千葉市制100周年記念 令和2年度特別展『軍都千葉と千葉空襲―軍と歩んだまち・戦時下のひとびと―』」が13日まで開催されています。戦前の軍都千葉の様子が伺えると思います。