韓国語教室の生徒さんによく作文をしてもらいます。
多くの生徒さんが「上手になる」という日本語を、韓国語で表現する際に、迷ったり、間違ったりすることが多いです。
「韓国語が上手になりました」「料理が上手になりました」という時の「上手になる」という表現、韓国語ではなんて言うのでしょうか・・・
いくつか言い方があるので見ていきたいと思います。
【잘하다】を使う
みなさんご存じの通り「上手だ」は、韓国語では【잘하다】です。
【잘하다】は、日本語で「上手だ」と訳されることが多いですが、正確に言うならば「上手にする」という動詞です。
動詞の場合、「~になる」という変化を表す際には、【-게 되다】を使います。
ですので、【잘하게 되다】で「上手になる」となります。
영어를 잘하게 되었어요.
(英語を上手にするようになりました=英語が上手になりました)
※注意【잘해지다】は間違い!
【잘하다】に【-지다】を付けて【잘해지다】としてしまうケースがちょこちょこ見られますが、これは間違いです。
たしかに、 【-지다】には変化を表す「~になる」という意味がありますが、形容詞につけなければなりません。動詞につけてはいけません!
【잘하다】 は、「上手にする」という動詞です。なので、 【잘해지다】にすることはできません。
(とはいえ、韓国語ネイティブでも【잘하지다】と言ってる人はいないわけではないのですが・・・)
【늘다】を使う
【잘하다】以外に「上手になる」を表す便利は単語は、【늘다】です。
【늘다】 は、「増える」という意味が有名ですが、他にも「上達する」「うまくなる」という意味のある動詞です。
この動詞自体に、上向きの変化の意味が込められているので、【-게 되다】(~になる)を付ける必要もなく「上手になる」という意味を出すことが出来ます。
個人的な感覚になりますが、この【늘다】を使って、「うまくなる」「上手になる」を表現しているか韓国語ネイティブが多い気がします。
영어가 늘었어요.
(英語が上達しました=英語が上手になりました)
【실력】(実力)という単語がセットで使われることも多いです。
영어 실력이 늘었어요.
(英語の実力が上達しました=英語が上手になりました)