転生ものの原点? | 小さな町から韓国語

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田舎暮らしをしながら、韓国語教室を運営しているおばさん先生のブログ

最近、読んでいる韓国本は、 양귀자(梁貴子)さんの作品『천년의 사랑』です。

 

양귀자(梁貴子)さんは、好きな作家さんで、これで4冊目ぐらいです。

 

彼女の代表作は、『원미동 사람들』(中高生の間でもよく知られてた有名な現代小説です)なのですが、その他にも、話題作、ベストセラー本、長い間愛されている本がたくさんある作家さんです。

 

今回は、その中から恋愛小説ともいえる『천년의 사랑』を読んでます。

 

508ページという大作でして、のんびり読んでますが、やっぱり楽しいです。

 

彼女の作品は、分かりやすくもあり、しかも時代を先取りした新しいテーマも掲げていて、だからこそ支持されるのかもしれません。

 

で、この『천년의 사랑』は、1995年の作品なのですが、1000年前に叶わなかった悲劇の愛が、現代につながっているという、「転生」をテーマとしたストーリです。

 

当時大ベストセラーになったらしいのですが、それだけはなく、文学界「転生」ブームを引き起こし、一つの文化コードを作り上げた作品でもあるそうです。

 

「転生」と言えば、韓国ドラマでおなじみのテーマで。

 

ということは、多くの「転生」をテーマとした人気の韓ドラも、この作品がなければもしかして生まれなかったのかもしれない?

というのは大げさかもしれませんが、何らか関連がありそうな気もするのです。

 

まだ182ページまで完読してないのですが、転生韓ドラを楽しむ気分で、読んでいきたいと思います。