韓国本を読みたくなったなら。 | 小さな町から韓国語

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田舎暮らしをしながら、韓国語教室を運営しているおばさん先生のブログ

ブログを見てくださる方から、良い質問をコメントでいただきまして、コメント返信するには、長すぎたので、ブログの記事にさせていただくことにしました。

 

「韓国語の本を読みたいので、良い本ありせんか」

 

というご質問。

 

中級レベルに入ったばかりの方なので、「優しすぎず、難しくなく」というレベルの本をお探しなんだそうです。

 

中級レベルになると、原書が読みたくなります。

でも、どの本を読んでいいのか、本当に難しいです。

 

ただ、嬉しいことに、私が韓国語を習い始めた時期に比べて、韓国語の出版界もジャンルが多様化していて、選ぶ幅が広くなってるようには思います。

 

例えば、私の生徒さんたちが、よく読まれているのは、最近日本でもよく翻訳されている韓国語のエッセイです。

 

有名どころで言えば、こちらの2冊。ほかにもいろいろありますが。

 

『나는 나로 살기로 했다』

 

 

『죽고 싶지만 떡볶이는 먹고 싶어』

 

 

どれも、「のんびり生きようね」がテーマになっていて、ほとんど似たような内容です。

ありきたりなテーマだけに、好みかどうかで楽しめるかどうかが分かれしまうかもしません。

 

あとは、日本語の原書の韓国語翻訳版も読みやすいのは、読みやすいです。
東野圭吾、小川糸本とか、あとは『窓際のトットちゃん』などの韓国語版を楽しむ方もいます。

でも、新鮮度が落ちるというか、韓国語らしさが楽しめないというか・・・そういう欠点はあります。

 

韓国の小説でも大衆小説、エンターテイメント小説は、比較的読みやすいと思います。


例えば、ベストセラーになった本は、ドラマを見てるような感覚で読めるかなと思います。
 

『불편한 편의점』

 

 

『메리골드 마음 세탁소』



『순례 주택』




 

最近、韓国は、〇〇〇な〇〇店、〇〇屋さんといった、お店をテーマに繰り広げられる小説がやたら多いです。(東野圭吾の『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の影響を受けたとか、どうとからしいのですが)

 

そういうのは、ドラマみたいな内容で、入りやすいです。ストーリーはありきたりと言えば、そうですが、エンターテーメント小説って感じです。

個人的には、中級レベルになったころに、エッセイや小説のほかに、文化論とか、過去の大統領の自伝、自己啓発本をよく読んでました。


文化論とかちょっとお堅く感じるのですが、そういう本の方が、漢字語が多くて、逆に読みやすかったりもします。(漢字語って日本語ととても似ていて、推測しやすいので)


色々リンクを張りましたが、すべて韓国最大の本屋さん教保文庫のサイトです。


全ての本の画像の下に【미리보기】ってありまして、そこから、中身が見られますので、いろんな本の中身を見て探してみるのもいいかなと思います。

 

今まで、韓国原書ビギナーさん向けの本選び、そういう視点での本探しを今までしたことがありませんでした。

 

でも、たしかに、中級レベルの生徒さんには、原書リーディングはすごく有益なので、教える側として韓国原書ビギナーさんでも楽しめそうな本・・・という視点でいろいろ探って読んでみます。

 

で、また、新情報があれば、ブログでご紹介します。