韓国ベテランさんの悩み | 小さな町から韓国語

小さな町から韓国語

田舎暮らしをしながら、韓国語教室を運営しているおばさん先生のブログ

私の生徒さんの1には、もうかれこれ20年以上の韓国語学習者さんです。

 

もちろん、韓国旅行歴も多く、たいがいのところには行かれています。

 

大都市、小都市、地方都市、いろいろ行かれていて、知識も豊富です。

 

最近は、コロナもすっかり影をひそめて、韓国に行く人が増えているので、

 

「また、韓国行かないんですか?」

 

って聞いてみたら、その生徒さん、

 

「もう、いいかなって思うんです。行って何すればいいんだろうって思って」

 

という、意外なお返事。

 

最近は、いろんなおしゃれエリアも増えてるようですし・・・

 

ってなことを言ったら、

 

「そういうおしゃれな韓国は、要らないんです。昔のちょっと汚いぐらいの韓国がよかったんです」

 

と、ポツリとおっしゃってまして・・・。

 

すごーく言わんとしてることが分かってしまい、大納得。

 

あまりに韓国変わりすぎてしまいました。

本当にそれはそれで良いんです。

でも、あのごちゃごちゃ感が無性に懐かしく感じる時があるんです。

 

復古?懐かしの韓国?

 

なんて表現したらよいのか分かりませんが、生徒さんは、そんな韓国をもう一度味わいたいんだとか。

 

そんなわけで、最近はあまりソウルに行く気も起きないそうです。

 

「じゃあ、新しいローカル韓国、まだ古さが残る濃い韓国を開拓するしかないですね」

 

ってな結論で今日のお話は終わりましたが・・・

 

初めて韓国に行き、おしゃれ韓国、洗練韓国に、魅了される方もいて、

古き良き韓国を懐かしむ方もいて、

 

いろんな韓国ファン層がいるもんだ、としみじみ思っておりました。