外国語を教える時、どこまで細かく間違いを訂正するか・・・というのは、微妙なところがあって、
例えば、本当に試験に必要な正しい言語を求めるなら、細かく間違いを正す必要があり、
会話重視なら、本来は正しくないけれど、使われている表現なら、正さなくていいし、
楽しくフリートーキングしている時も、間違い指摘しすぎても、流れが悪くなるから、こまかい事は言わないし・・・
など、時と場合に応じて、となります。
間違いといっても、いろんな間違いパターンがありますが、日本語を教えていても、韓国語を教えていても思うのは、「助詞」を正確に話すって難しいのかもしれない、ってことです。
例えば、韓国語を学ぶ生徒さんにとっては、
「~に会う」の時も助詞は〈을/를〉になる
「~が好き」も助詞は〈을/를〉になる
このあたりの間違いがすごく多いです。
で、日本語の生徒さんにとっても、おなじように
「会う」の時は、「~に」になる
「好き」の時は、「~が」になる
このあたりの間違いがすごく多いです。
レッスンで、何度、
「~に会うの時も助詞は〈을/를〉になりますよ」
「会うは~に会うですよ」
って言ったことでしょうか。
助詞の間違いは、決して大きな間違いではありません。
通じなくなるようなレベルの間違いではありません。
なので、「まあ、いいじゃん、大体で」ってな気にもなるのですが、教える以上、無視するわけにもいかないのがつらいところです。
そんなわけで、今日も、小姑のように助詞の間違いを軽く指摘してみたりするのですが、まあ助詞1つできないところで何さぐらいの気持ちも大切だろうなあ、という相反する思いもありまして・・・。
そんなことを思いながら、今日のクラスも無事に終わりました。