私の生徒さんの1人が、ある俳優さんの推し活をされてます。
まだそれほど名の知られてない、駆け出しの俳優さん。
もともとは、東京の新大久保で歌手活動をしてて、その後、韓国に戻って俳優さんをしているらしいです。
私の生徒さんは、新大久保時代からのファンということで、かなり熱心。
まだまだ日本でのファン数は少ないんだそうですが、誕生日やら、何やらと、その都度、日本人ファンの会でお金を集めてプレゼントをしたり、メッセージを送ったりしています。
以前には、その俳優さんが舞台をされるっていうんで、差し入れのお餅をプレゼントすることになって、韓国のお店に注文されたりもしてました。
そんな時は、私もちょろっとお手伝いして、韓国のお店に電話したりしたのですが、推し活の裏側を体験し、面白かったのですが、
「いやあ、ファンのみなさん、すごいなあ」
と大感心しました。
で、今回は、誕生日ということで、メッセージカードの文言を韓国語で考えて、送るってので、みんなでアレコレ意見を出しながら、作成されているのですが・・・
日本人ファンとはいえ、韓国語を習っている方も多く、
「ここは〇〇って単語の方がいいんじゃない?」とか
「〇〇は、ここではおかしいんじゃない?」とか
それぞれの知識を基に、意見が出て、まとまらないこともあるようです。
俳優さんへのメッセージ・・・どういう韓国語を使うのか。
なかなか難しいと思うんですね。
例えば、丁寧なスタンスで行くのか、親しみのある軽いノリで行くのか、そのあたりでも、選ぶ語彙、表現って変わります。
文法的に正しいとかどうこうじゃなくて、どういうスタイルで行くか・・・そのあたりの一致がファンのみんなの間でないと、なかなかまとまりにくいんだろうなあって。
そうじゃないと、
「その単語は、おかしくない」とか
「それはちょっと失礼じゃない」とか、
そんな意見も出てしまうんでしょう。
たしかに、完璧な韓国語、正しいメッセージ、おかしくないメッセージを送りたい・・・という気持ちは大事ですが、多少間違いがあっても、多少不自然でも、それはそれでご愛嬌なんじゃないのかなあって、個人的には思うのです。
日本からわざわざファンのみんなが心を込めてプレゼントをくれた、
そして、そのメッセージのハングルのスペルがおかしかった。
ちょっと韓国人ファンからくるメッセージとは、違って、何か不自然だった。
そんなことがあっても、いいんじゃないんだろうかなあって。
「韓国語を頑張る日本人ファン」のご愛嬌として、乗りきれるんじゃないだろうかなって。
もし、私がそんなメッセージをもらえる俳優さんなら、そう思うはずだなって。
そんなことを、メッセージの文面でもめてる生徒さんと語り合った今日でした。