ネイティブである意味 | 小さな町から韓国語

小さな町から韓国語

田舎暮らしをしながら、韓国語教室を運営しているおばさん先生のブログ

私は毎日オンライン英会話のレッスンを受けています。

フィリピン人の先生と25分お話しするというレッスンです。

 

私が使っているサービスは、大手のDMM英会話なのですが、料金体系がいろいろあります。

 

中には、プラスネイティブプランというのがあって、それは、通常の料金よりかなり高めなのですが、フィリピン人講師だけではなく、英語ネイティブ講師と日本人講師の授業も受けられるというのが売りのプランです。

 

どうやら、ネイティブ講師に学ぶのと同じぐらい、「日本人講師に英語を習いたい」という需要はかなり高いようです。気持ちが分かるような気がします。

 

私もついにフランス語を習い始めたわけですが、いきなりフランス人にフランス語習おうって思わないです。やはり、日本人講師に習いたいって思います。

 

その理由の背景には、日本語で説明をしてほしいって気持ちがあるからです。

それが効率的な気がするのです。

 

私の韓国語教室に来てくれている生徒さんの中にも、「日本語で韓国語の文法を習いたい」という人が多くいて、韓国語を教える日本人講師の意義を感じることができて嬉しいのです。

 

でも、ちょっと待って、私は、日本語ネイティブとして、日本語を外国の人に教えているぞ。

 

私の日本語レッスンは、いわゆる直説法。

 

日本語を、日本語だけを使って教える方法です。英語で何かを説明することは極力しません。

 

日本語に慣れるために「英語を使わないようにしてください」とリクエストされたりすることも多いです。

 

その発想もアリなのですが、まどろっころしい日本語での説明より、流暢な英語ですらすら説明してしまったほうがいいんじゃないかなとも思ったりします。

 

たとえば、日本語の助詞の「は」と「が」の違いとかを、私がウダウダ説明するより、日本語がすごく上手なアメリカ人が、英語を使って、「は」と「が」の違いにまつわる色んなことを、客観視な視点で、パパっと説明した方が、よっぽど効率的なんじゃないんだろうかと。

 

こういう考えは、自分の首を自分で締める結果になるのですが、真実な気がします。

 

ネイティブ講師か日本人講師か。

それぞれ、得意なエリアがちがうということなのでしょう。

 

韓国語を教える際には、日本人講師としての利点を最大限生かす、

日本語を教える際には、日本語ネイティブ講師としての利点を最大限生かす、

 

それを肝に銘じよう、と思いました。