生徒さんから質問を受けました。
「〈받다〉のヘヨ体は〈받아요〉なのに、〈받어요〉って、ドラマの中で言ってることがある気がする・・・私の耳のせいでしょうか?」
と。
似たような質問はよくうけます。
〇〇って習ったのに、実際にそう聞こえない・・・
「耳のせいではありません。聞こえる通りですよ」
が私の答え。
私も先日同じ経験をしました。
毎週のお楽しみ、アン・ボヒョン主演の『財閥×刑事』を見ていたら、
アン・ボヒョンが「電話に出ろ」と何度も言うシーンで、
(「電話に出る」は、韓国語で「전화를 받다」です)
받어, 받어, 받어
って連呼してました。
ちなみに、韓国語の字幕では
받아, 받아, 받아
ってなってるんです。
正しくは、やはり〈받아〉なんです。
でも、会話や話し言葉では〈받어〉になって使われていることがとても多いようです。
標準 vs. 非標準、
書き言葉 vs. 話し言葉、
そういう感じでしょうか。
「ア」が「オ」になったり、「ア」が「エ」になったり、「イ」が「ヨ」になったり・・・
こういう例がたくさんあって、初級の生徒さんたちは「うん?」「あれっ?」って惑わされます。
自分の耳が信じられなくなります。
学習者泣かせのリアル韓国語 vs. 正しい文法。
惑わされますが、決して耳のせいではありません、ご心配なく。