韓国語を日本語を教えていて思います。
語学の勉強は、単語力で大きく左右される、と。
とにかく単語を覚えないことには、どうにもならんなあ、と。
極端な話、単語さえ並べれば、なんとかなるのでは?と思うぐらい、単語を知ってるってのはすごいパワーです。
「単語を知っている」と一言でいっても、いくつかの「知っている」に分類することができます。
①その単語を見て意味が分かる。主にリーディングに必要な力
例:〈책〉っていう文字を見て、「本」って分かる。
②その単語を聞いて意味が分かる。主にリスニングに必要な力
例:〈책〉っていう音を聞いて、〈책〉だな、「本」だなって分かる。
③その単語を発話できる。主にスピーキングに必要な力
例:「本」を意味する韓国語は?って聞かれて〈책〉って言える。
頭の中で「本」って言いたいって思ったとき、口から〈책〉って出せる。
④その単語のスペルが書ける。主にライティングに必要な力
例:「本」を意味する韓国語を書いてって言われて、〈책〉って書ける。
頭の中で「本」って書きたいと思ったとき、〈책〉ってスペルが書ける。
基本となるのは、やはり①と②です。
例えば、1万語の単語を知っているとして、それをすべて③と④のアウトプット型できるかどうかはまた別の話です。
でも、とにかく見て分かる、聞いて分かると、コミュニケーションはできます。
なので、生徒さんには、「大変ですが、単語覚えましょう」と励ましつつ、毎回テストを行っています。
間違った問題は、しつこく次の週にもまだやったり、粘着質な私です。
最近はオンラインやスマホアプリで、単語カードが作れて勉強できる仕組みもたくさんあるので、うまく活用してやるしかありません。
私はQuizletというサイトで単語カードを作って、生徒さんと共有したりして、学習をしたりもしています。
「単語が覚えられない」は、語学学習の永遠の悩み、
でも、「単語ができないとなんともならん」も、語学学習の永遠の真実。
1日1単語で365単語、1日2単語で730単語。
がんばりましょう。