[CentOS]VMwareの3Dを有効化 | PCマニアときどきアウトドア

PCマニアときどきアウトドア

忘れっぽいので備忘録として記録することにしました

CentOSicon

 ホストCentOS 6.5で、VMware上のWindowsを実行すると、「Accelerate 3D graphics」チェックボックスをオンにしていても、なぜか無効化されてしまうので対処した。今回実施した環境はCore i3内臓GPU。コマンド作業はrootで行う。


 ゲストOS起動時に上記のメッセージが表示され、3Dが無効になってしまう。

 VMゲストOSの3Dを有効化するのは、当然ホスト側が対応している必要がある。CentOSで3Dアクセラレーションが利用可能か調べるには、以下のコマンドで確認できる。

$ glxinfo | grep direct

 direct rendering: Yesと表示されれば対応GPU搭載。CentOSの3Dアクセラレーションを設定するソフトにdriconfというものがあるらしい。でも公式サイトからはDLリンクが404。色々探した結果、以下からdriconf-0.9.1.tar.gzがダウンロードできた。
sourceforge.jp

DLしたファイルを解凍、インストール。
$ tar -zxf driconf-0.9.1.tar.gz
$ cd driconf-0.9.1
$ python setup.py install

running install
running build
running build_py
creating build
creating build/lib


running install_egg_info
Writing /usr/local/lib/driconf/driconf-0.9.1-py2.6.egg-info

 パネルの「システム」「設定」にメニューを追加するため、ディレクトリそのままで以下を実行。

$ cp driconf.desktop /usr/share/applications/driconf.desktop

 パネルの「システム」「設定」「3D Acceleration」をクリック、「Image Quality」タブの「Enable S3TC texture...」を「はい」にする。



 仮想マシンの設定ファイル「*.vmx」をテキストエディタ等で開いて、以下を追記。

mks.enable3d = "TRUE"
mks.gl.allowBlacklistedDrivers = "TRUE"
svga.vramSize = "67108864"

 以上でVMwareを実行すると、3Dアクセラレーションが有効化されてWindowsを起動できました。未確認ですが、複数の3Dアプリを起動するとクラッシュする、等の不具合もあるようです。 Windows8はAero glassがなくなったので、恩恵はあまりなかったかも...