新潟 柏崎 料理宿新澤 柏崎料理人のブログ
今朝の柏崎魚市場
岩もずくの競りが始まると
場内は熱気と活気でむせかえる
17年前の今日 中越沖地震が起き
自宅は全壊 旅館は半壊となり
仕事と寝る場所を失う
避難所と仮設暮らしを強いられた
柏崎でいちばん可哀想な人と
注目を浴びた
当時小学生だった2人の子供が
「お父さん僕たちの将来大丈夫?」
と不安になるのも無理ない毎日
「大丈夫に決まっているだろ」と
強がっても内心
来年の事さえ見えていない状態
まあそれから色々あるのですが
大勢の方々に支えられて
今に至りました
商売できているだけでありがたい
忌まわしい7.16はその気持ちを
改めて思い起こさせる
尊い日でもあります
日本海産本マグロ入荷
海水浴シーズンはお子様のお客さまが多いので
マグロやサーモン等
お子様が好きそうなネタを
食べやすいようにして
お出ししています
締める炙る湯引き焼霜等の技は
夏の間は我慢します
それでも
マグロは日本海産のクロマグロ
サーモンも日本海産
スーパーで売られているような
変な味と臭いがある
外国産は一切使わないので
とても美味しいと思います
お子さんが喜べは
親は嬉しいものですから
海水浴シーズンの
ロックオンは子供さんです
本日の刺身
真鯛姿造り 鳥取沖本マグロ
鰹のタタキ 帆立貝
帆立貝がオレンジ色なのは
500~1000個に1つの貴重な赤玉だそうだ
味も良いらしい
柏崎産アワビが今最盛期
市場の競りに相当の数が並ぶが
人気が高くて落とすのにかなり難儀する
私は確実に手に入れたいので
漁師数人にお願いして
直に買わせてもらっている
今日のは500gかなりデカい
ステーキにして
肝のソースで食べてもらう予定
本日の刺身
真鯛姿造り 鳥取沖生本マグロ
佐渡サーモン イワシの酢締め
本日よりもずく漁が解禁となる
多く流通している
沖縄もずくとは全く異なる食感と価値
夏の数週間しか獲れない岩もずく
ぜひぜひ味わってもらいたい
柏崎の名産品です
本日の夕陽
ちょうど雲が切れて
水平線近くで夕陽が出てくれました
あたり一面オレンジ色に染まった夏特有の風景
お客さまにこの景色を見てもらえて
良かったです
本日の刺身
ホウボウ姿造り コチ
佐渡サーモン アジのたたき
韓国の若い女性が連泊中
当宿はインバウンド非対応なので
かなり心配していたのだが
日本語ペラペラでホッとした
20代の女性に
当宿は全く似つかわしくなく
その点も心配していたのだが
聞くと
魚が食べたくてここに来たとのこと
確かに
魚の食べ方 日本酒の飲み方等々
見ていたら思わず
「日本人より日本人ぽいですね」
と声が出てしまった
恋人岬から米山を臨むこの地が
柏崎一番の景勝地だと思う
この近辺一帯が道の駅再整備計画
だったのだが白紙になった
市の基本計画では到底
集客が望めないという理由からだ
何回か会議に出て
憤りを感じ、実際声を荒らげてしまったが
ワクワクできない道の駅計画だったので
白紙になって良かったと思っている
他人の金で物事を動かしている方々と
我々とは金の使い方の感覚が違う
この景勝地を有効に効果的に
使わなければならない
まだ再考の時間はある
長男が帰省したので
奮発してうなぎを食べに行った
おそらく県内一番と目されるうなぎ屋は
小千谷市の繁華街から少し離れた
田んぼの中にあるのだが
来客が途切れず
私らも2時間待ちだったが
待つ価値があると思う
味はもちろん、従業員の対応も心地よく
とても良い気分で頂けた
また食べられるように
明日からも頑張ろう
本日の刺身
真鯛姿造り 国産本マグロ 佐渡サーモン
イワシ酢締め カマス
釣りの常連様に
今日の釣果を尋ねたら
「マグロの大群が来ていて魚が追いやられた」
とのこと
確かにこの時期は例年佐渡沖で
クロマグロの水揚げが多いので
明日の市場にマグロが並ぶこと期待する
今週末はオードブルの予約が重なる
えんま市で帰省する方が多いのかなあ
私は普段の料理も
隙間があると面白くないので
皿の下が見えないように
ついつい多く盛り込んでしまう
特に弁当は食べ切れないと
クレームがよく付くのだが
盛り込みたい性が勝ってしまう
当宿に上品さを求めてはいけません