【ミュージカル】リトルマーメイド/劇団四季 | 今日も心に雪が積もる。~作家志望うつ医師道産子藩士の読書日記~

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北海道旭川育ち、札幌暮らし、医師になって、うつになった、作家になりたいどうでしょう藩士の日記。

先週末は劇団四季のリトルマーメイドを見てきました!

 

 

 

都市の再開発と海

リトルマーメイドは皆さんご存知の通り、アンデルセンの「人魚姫」をもとにディズニーが制作した長編アニメ。

そのディズニーのリトルマーメイドを更にミュージカルにしたものを、劇団四季では2013年4月から日本での公演を始めています。

今から6年程前ですから、長い劇団四季の歴史の中では比較的新しい作品ですね。

 

魅力の一つはステージ全体を使った表現!

劇団四季の華やかな演出、大道具や場面転換はいつも素晴らしいんですが……

リトルマーメイドでは、アリエルやキャラクターたちが、舞台上を泳ぎ回るんです!!カモメのスカットルは飛び回ります!!

裏方さんの技術もすごいし、そのまま歌って演技する役者さんの身体能力にも驚きです!

 

 

 

北海道の劇団四季の劇場は1999年、札幌駅の再開発のために一度閉館……

 

現在の「北海道四季劇場」は、2011年に再度誕生したもの。

札幌市中央区 大通東1丁目、テレビ塔の裏に作られましたが……

こちらも2020年に閉館となることがすでに決まっています……!

おそらくこれも、創成イーストエリアの再開発と関係あるんでしょうね~

北海道でエンターテイメントを続けるのはやっぱり難しいのかなぁ……なんて考えたりすると、水曜どうでしょうやTEAM NACS、オフィスキューのすごさを改めて感じます

 

さて、その北海道四季劇場の最後を飾るのがこの「リトルマーメイド」長期公演なんです!

 

 

 

北海道四季劇場では、大地の息吹を感じる作品「ライオンキング」を合計30か月以上上演していました。

そして最後は「リトルマーメイド」、海の世界です。

 

劇団四季の、北海道の人達に対する、

「大自然とそこに生きる命の素晴らしさを伝えたい!」という思い、

そして、

「最後に最新技術が生み出す魔法を見せたい!」という思いを感じます。

 

これは見るしかない!

 

 

 

 

ズレてる?感動した点

主人公のアリエルが自立して新しい世界と出会っていく姿ももちろん感動的。

 

 

でも、なぜか今回はその父親、海の王トリトンに感情移入して泣けてきちゃいました……(笑)

娘のことを思って、危険な場所へは行かせたくない、でもわかってくれない、だから強く叱ってしまう、でも嫌いなわけじゃない、ただ心配で、大切で……

でも、娘を助けたいと思った時、あるいは、娘が愛する人と出会った時、父親はどうするのか……

 

わかりやすく例えるなら、娘が海外留学したい!って言ってきて、結婚相手が全然文化の違う外国人だったらどうするかって話ですよね?(笑)

 

うーん戸惑う!!トリトンさん、わかるなぁその気持ち(笑)

 

まぁ僕には娘なんていないんですけど……(笑)

 

 

 

 

演劇にたずさわっていたことも少しだけあるので、メタな点といいますか、裏方のお仕事にも感動しました!

 

リアルなセットが組まれた具象舞台ではなく、基本的にはステージ上に何もない抽象舞台。

でもそこに音響、照明が加わることでそこはもう海の中。と思いきや次の瞬間には陸の上に変わったり。絵本の中みたいに幸せな空間に入り込んでいたり。面白いです。

 

主役じゃない人を見るのも楽しいです。

波に揺られるイソギンチャクとか、海の魔女アースラの足とか。

すごいと思います……!

 

 

 

 

最後に。

映画のリトルマーメイドも思い出しましたが……

CUE DREAM JAM-BOREE2018 リキーオと魔法の杖のミュージカルも思い出しましたよ(笑)

禁断の愛に走る若い男女と、厳しい父親、コミカルな執事、騒がしい女性たち……音尾さんの中に蓄積されたミュージカルあるあるの的確さと、それをCUEに合うようにアレンジするプロデュース力に改めて感動!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

演劇もまた関わりたいなぁ……

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

幸野つみ