飲料メーカーのキリンが、ファンケルのTOBを発表した。

 

TOBとは「株式公開買い付け」のことだ。


キリンが提示した金額でファンケルの株を買い漁りますので、皆さんの持ってる株もちょうだいなー、ということらしい。(急いで調べた。)

 

 

今回のTOB価格は、一株2,690円。

 

私は数年前に、ファンケルを一株2,000円で買った。キリンのTOBに乗っかれば、一株あたり690円、100株で69,000円の利益が出ることになる。

 

だから、個人的にはそう悪い話でもない。

 

が、2,690円という価格を見たときに私は腹が立ったのだ。


「キリンめ、ファンケルを買い叩きやがって!」

みたいな怒りの気持ちが、ふつふつと沸いてきた。

 

 

 

 

これは私の想像だが、ファンケル株を買う人って、利益目的というよりも、単純にファンケルが好きで保有しているという人が結構多いんじゃなかろうか。

 

「最近のファンケル、株価は全然パッとしなかいけど、それは時期が悪いだけで、いずれまたガンガン上げるに違いない!」


みたいな、株式市場において数的根拠よりも、ファンケル推し精神をついつい発動させちゃう私のような人、いないだろうか。

 


そんな私にとっては、一株2,690円って安すぎるのだ。

あのファンケルが!?その価格!?っていう。

 

儲ける儲けないの話ではない。

提示額が3千円切ってるなんて、キリンめ、ファンケルへの評価が低すぎるだろ!!

 

…と、一人腹を立てておった。

 

 

しかし今回のTOBは、ファンケルも賛同している友好的なものらしい。だから、キリン言い値の2,690円で丸く収まっちゃうんだろうな…。

 

 

 

そんなことを思っていたら、驚いたのが昨日、17日の株価である。


キリンのTOB価格2,690円を通り越して、市場価格が2,770円まで上がっていた。

 




なぜ!?

どゆこと!?

 

投資素人の私、TOB価格より株価が上がる理由が分からず、頭の中はハテナマークでいっぱいである。



それでまた調べたところ、友好的TOBでも、買い付け価格が相場と合わずに失敗することがあるらしい。

 

なんなら、場合によっては、TOB価格が途中で引き上げられることもあるそうだ。

 

 

 

 

 

へー!TOBってそんな仕組みなんだ!

これは… ファンケルのTOB価格も上がるか!?

 

っていう、仄かな期待をしてしまうファンケル推しの私。

 

 

推しメーカーについては、自分の中でのメーカーへの評価と、世間の一般的な評価とがすごく乖離することがあるので、もっと冷静に見なきゃいけないのだが。

 

ファンケルが今後どうなるかは分からないが、こういう大きな動きをいち株主として観察できるのはとってもおもしろいし、良い機会だと思っている。

 

 

 

ちなみに我が家、夫婦でファンケル株主である。

 

私は2,000円で買ったが、夫はなんと3,500円で買った。私はずっと含み益、夫はずーーっと含み損だった。

 

夫はファンケルというメーカーに思い入れもないだろうから、こうなればできる限りの高値で、さっさと売ってしまいたいところだろうな。

 

 

さて今日のファンケルはどんな値動きをするだろう。朝9時以降が楽しみだ。

 

ガッツリ下がったら一人泣きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 

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