ポケモンカードを探しに、中古のカードショップへ行った。

前々から息子にリクエストされていたのだ。「一緒にカードショップへ行こう」と。

 

なぜ「一緒に」かといえば、10円〜30円で叩き売りされているカードコーナーから、お目当てのカードを探し出すためである。

 

 

カードバトルに必要なカードというのは、何も高いカードばかりじゃない。

 

安いけど、自分の作戦上このカードがなきゃいけない!という場合がある。

それは別にレアカードというわけでもなかったりするので、逆に叩き売りコーナーに埋もれてしまっているのだ。

 

とにかく山のようにカードが置いてあり、希望の品を見つけ出すのは到底一人じゃ無理。

だから、ちょっとお母さん一緒にカード掘りしましょうよ、という息子からのお誘いである。

 

 

 

 

 

 

その店には私も以前に行ったことがあり、現場の様子は大体知っていた。

かなりのカードを見ることになるぞと、当日は覚悟して行った。

 

ちょうどお昼前だったので、途中カードショップを出て食事休憩もできるように、家で弁当まで準備して行った。

 

 

しかし、それでもまだ覚悟は足りていなかったことが、店に着いて分かった。

 

店にはなんと、10万枚のカードが置いてあったのだ。

 

1,000枚ずつ入るケースが大体100個あって、この中身を一枚一枚、手作業で見ていくのである。

 

 

途方に暮れるとはこのことだ。

絶対無理ちゃう!?

 

 

でも、私は息子と約束した。

お母さんも一緒に探したると。

 

なんと 5時間 かけて、端からしらみつぶしにカードを見ていった。

 

 

それでも、チェックできたのは、4万枚。40ケース分、この数が限界であった。

 

4万枚を見終わるあたりで、一番欲しかったカードは大体出てきたので、残り6万枚のカードチェックは諦めた。

 

いやー、なんかもう、すさまじい経験だった

 

 

 

 

 

 

でも、ふと懐かしい気持ちにもなった。

 

息子がまだ幼児の頃、弁当を持って5時間も6時間も、ひたすらの公園遊びに付き合った、あの頃の気持ちを思い出したからだ。

 

 

子が好きなことに親の私もじーっと付き合っていると、親子じゃなくて友だち同士で遊んでいるような錯角に陥ることがある。

 

10万枚の中から、お目当てのカードを複数枚探り当てたこのたびも、「やった!あったぞ!」と、カード仲間と喜びを分かち合っているような、不思議な楽しい気分だった。

 

もしかしたら息子も同じ気分だったかもしれない。「お母さんと」というよりは、「仲間と」時間を共にしているような。

 

 

5時間のカード掘り、まるで祭りの後のような心地良い疲労感で帰宅したこの日。

4万枚をチェックして、ゲットしたカードは6枚。

合計金額130円の宝物である。

 

 

 

 

 

 

※これで大体1000枚です。このケースが100個あった感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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