映画を観に行った。

 

「映画ドラえもん

 のび太の地球交響楽

 (ちきゅうシンフォニー)」。

 

 

映画館へ行くのは一年半ぶりだった。


体調不安のある私にとって、暗く、大音量×大画面で、前後左右すぐの空間に他人がいるというのはあまり好ましい状況ではない。

 

普通なら行くのを避けるところだが、今回はなぜかあまり緊張せずに席に着くことができた。

波がありつつも、少しずつ体調が回復しているのを感じる。

 

 

とはいえ映画中はきっと、ちょっとした緊張状態で過ごすことになるんだろうなー…と思いきや。

ドラえもんがおもしろすぎてそんな不安も杞憂に終わった。

 

体調を心配するどころじゃない。

感動して途中からジワッと泣いてたら時間があっという間に過ぎてった。

 

 

 

 

「地球交響楽」というタイトルから分かる通り、場面の要所要所でドーンと素晴らしい音楽が流れる。

 

私は元々音楽が好きで、昔はライブハウスに入り浸っていたが、最近はすっかりご無沙汰だった。

 

だから、久しぶりにあんな大きな音で楽しい曲をたくさん聴けて、とても嬉しかったし胸を打たれた。

 

何よりこの物語には、のび太のパートナー楽器として、私の大好きなリコーダーが出てくるのだ。

 

 

 

 

 


 

なんという胸アツ

観に来て良かった。

 

帰りに買った、1,600円のマスコットキーホルダーが格安に感じるほどだった。

 

家のテレビでは、ここまで心動かされなかったと思う。

 

 

 

 

 

さて、映画館でドラえもんを見た人は、全員こんなオマケがもらえる。

 

 

 
 

これは、50ページにもわたる、ガチのドラえもん漫画だ。

 

え!?こんな良いものがもらえるの!?

本当に驚いた。

 

 

 

 

 

そしてもうひとつ驚いたのが、現地でこのマンガを受け取ったときの、夫の一言である。

 

「俺たちの頃は、マンガじゃなくておもちゃがオマケだったなぁ」って。

 

え?そうなの?

昔は昔でおもちゃがもらえたの?

 

私と夫は同い年だが、その懐かしさだけは共有できなかった。

私の地元には映画館が無かったからだ。


市外へ行けばあったが、私の実家は仕事柄、家族でのお出かけがほとんどできない家だった。

 

そんなわけで子供の頃の私は、映画館でドラえもんを観たこともなければ、おもちゃなんてもらったこともないのである。

 

 

ただ、映画館が無い代わりに、地域の子ども会主催の、 出張映画上映会みたいなものならあった。

 

公民館にあるプロジェクタースクリーンでドラえもんが放映されるのだ。

 

私たち子どもは、板張りの公民館に直座りしてそれを観た。

始まる前はすごくワクワクしたし、 始まってからは熱中し、興奮したことをよく覚えている。

ちょうど今の息子と同じ、私が小学校3、4年生頃のことだ。

 


この年齢の子どもって多分、映画館か公民館かというのは割とどうでもいい。

公民館のスクリーン、えらく色が薄いな、みたいなことも観ているうちにすぐ忘れる。

 

とにかく、「自宅以外の大画面でドラえもんを観る」 という、あのシチュエーションがたまらなく良かった。

 

 

 

 

 

 

子ども会でああいう企画をするのは今の時代でも大変だが、ネットもメールもなかった昔はさらに大変だったろう。

 

子ども会って、参加者が少なかったり時代にそぐわなかったりというのが色々あると思う。

 

ただ、なかなかレジャーの無い家庭で育った、私みたいにどこへも行けない子にとっては、大きな「経験」の機会になる可能性がある。

 

子ども会が無ければ、私は幼い頃にあの興奮を味わうことはなかった。

大人になってから、我が子をぜひ映画館へ、ということももしかすると思わなかったかもしれない。

 

子どもとドラえもんを観ながら、思ったのだ。

私たち子どものために一生懸命準備してくれた、当時の大人たちの存在は本当にありがたかったんだと。

 

30年経った今ごろになって気が付いた。

 

 

 

 

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