ひろゆきの本を読んだ。
ひろゆきは「2ちゃんねる」を作った人だ。
フルネームは西村博之さんというらしいが、「ひろゆき」呼びになるとついつい敬称を略したくなる。
ドラえもんとかのび太とかと同じような感じで、ひろゆき(さん)には唯一無二のキャラクター感があると思う。
というわけで以下、敬称を略すがそれはちょっとした親近感によるものなのでお許しいただきたい。
ひろゆきについて、私はあまり詳しくない。
奥さんとすごく仲が良いことと、 アメリカじゃない海外に住んでいることくらいは知っている。
あとは2ちゃんねるを作ったことと、「論破王」と呼ばれていることも知っているが、私はひろゆきに対して論破王のイメージがあんまりない。
奥さんに対してめちゃくちゃ弱い、完負けキャラでいく様子を見て、この人は負けるのがイヤなわけでも無いんだなと思ったからだ。
相手を見ながら勝ったり負けたりを自由自在に選んでいるのかなと、そんなイメージだ。
本当のところは知らないが。
「1%の努力」には、私が知らなかった、ひろゆきのバックグラウンドがたくさん記されていた。
彼のお父様は国税局職員だったらしい。
団地のエリアに住んでいて、「生活保護の大人がすごく多かった」そうだ。
団地に住み続けるためにペーパー離婚する家庭もあるし、「子どもも多くて、みんなが貧乏でヒマだった」。(P.46原文ママ)
ご近所さんとの支え合いの世界で、彼は育ったらしい。
仕事をする人は3タイプに分かれる、とひろゆきは言う。
① 0から1を生み出す人
② 1を10にする人
③10を維持しながら11、12にしていく人
自分がどのタイプかを見定めた上で働き方を決めるのが効率的である、と。(P.221)
このうち、私は完全に、「10を維持しながら11、12にしていく」③のタイプだ。
0から1なんてとんでもない。
昔そういう部署にいたことがあるが、1が全然出てこないので企画会議ではなかなかキツかった。
でも1を10にふくらませることならなんとなくできるから、それが私かなと思っていたけれど、ひろゆきの言う③を見て、これだ!と思った。
私は、すでに10まで仕上がったものをすこーしずつ改善しながら、ソツなく維持していくのが好きだし、得意だ。
私のようにゼロから1ができない人におすすめな働き方として、「マネージャーに徹する」というものがあった。
一人の突出した才能を支える役割である。
あなたの業界で、あなたの会社で、「この人を支えよう」と思える人が1人でもいれば十分だ。
そして、気に入られるような頑張り方ではなく、その人の才能を伸ばす方向でやれることを考えてみよう。(P.230)
前職で、突出した才能が一人いた。ものすごい売りを上げてくる営業マンだ。
私は自分で売りを立てられないので、彼のフォローに徹することで自分の居場所を確保していた節がある。
仕事をやめた今なら、夫だ。
この人なら、やればやるだけ成果を上げてくるんだろうなという感じがあるので、主婦としてフォローのしがいがある。
自分の欲はブログ書きで満たすとして、それ以外の「業」的な面では、マネージャー業はたしかに性に合っていると思う。
ただそれも、身近に支えたいと思える人がいてこそ。夫がここにいるから、私の居場所もここにある。
夫のフォローをすることで、彼の仕事の成功を、間接的に自分の成功のように感じることがある。これがマネージャーというものかもしれない。
自分が仕事を辞め、専業主婦になったからこそ初めて知ることができた、「夫婦二人三脚のおもしろさ」だ。
※アマゾンも楽天も評価が良い。私も、これは面白い本だと思った。
アマゾンで序文を読めるが、そこはまだ、本の極々一部分という感じであまり参考にならない気がする。
サンプルでは、ぜひ「目次」に注目してみてほしい。序文よりも目次の方が、書いてあることの空気感がよく伝わると思う。
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