小学3年生の息子がいる。
彼がまだ幼児だった頃、食事に集中してくれずに困っていたことがあった。
その話を私の父にしたところ、こんな話を聞かされた。
「ゆきんこが子どもの頃なんて、食事中いっつも立ち歩いてたがな。」
え。そうなん?
それでもこんなまともな大人に育つんですか?
と思ったら、息子が食事に集中してくれないことなんてもはやどうでも良くなった。
また、こんなこともあった。
息子が小学校へ入学してまもない頃のことだ。
彼の自宅学習について、親はどれくらい口を出していいものか、それとも一切黙っておくべきか分からず親の私はあたふたしていた。
なんせ初めてのことなのでサッパリ分からない。
いや〜、自宅学習のバランスって難しいわー…と父にこぼしたところ、こんなセリフが返ってきた。
「ゆきんこは、父親のオレが言わんでも一人で勝手に計算ドリルしてたからなあ。
どうしたらええかなんて、オレかて全然分からへんわ」
まさか実父にマウント取られるとは思わなかった。
貴方のお子様は幼い頃から一人でちゃんと机に向かわれてよほどご立派にお育ちでしょうね
(注:気色悪いブログ狂に育ちました)
ってかそんなん、もしかして父は、めちゃめちゃ楽な子育てやったんちゃうんかと。
もちろん勉強以外に子育てには山ほど大変なことはあるのだが、大きな山が最初から一個クリアしてたみたいなん、マジで羨ましい。
子育ての悩みを親に相談するということはないが、こんな感じで時々、近況報告のような雑談をすることがある。
それを聞いても父は、私に「ああしたら こうしたら」とは決して言わない。
あらまぁ大変ですねえと赤の他人のご近所さん程度の相ずちしか出てこない。
そういえば私が幼い頃だって、「ああしたら こうしたら」と、父から指図されるようなことはなかった。
30年以上が経っても、父自身の子育ての仕方は昔のまま、まったく変わらないということに最近急に気がついた。
私も自分の息子へは、こんなふうに接していけばええんかなと、父のやり方を無意識に真似しているような気はする。
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