現在小学3年生の息子は、夫が運転する車の窓から、外の景色を眺めるのが好きらしい。
外をじっと眺めては、あれは何のマークだろう、とか、この田んぼは途中から稲の色が違うね、とか言っている。
先日、ビルの建設工事をしている隣を、車で通ったときのことだ。
とんでもなく大きな工事車両を見た息子が、こう言った。
「人間の道具って、使ってる間は便利だけど、使わなくなったらすごく困るよね。この車、どうやって捨てるんだろう」
あの、とんでもなく大きな工事車両が故障して「ゴミ」となったとき、車体はどうするんだろうかと思ったらしい。
金属部分は何かと使い道はありそうだが、特にあの巨大なゴムタイヤは、どうなるんだろう。リサイクルとかするんだろうか。
私もよく知らない。
永久にリサイクルし続けられるのか、いつかは「廃棄」せざるを得ないのか、それも知らない。
海の魚ってプラスチック食べちゃってるんだって、と息子が教えてくれた。
もう4年以上前に、幼稚園で読んだ本に書いてあったという。
「マイクロプラスチックを食べる魚、それを食べるもうちょっと大きい魚、最後にそれを食べる人間、みーんなプラスチック食べるんだって。」
道具って便利だけどさ、使わなくなったときはまあ不便だよね。
世の中の道具って最後はどうなるのかな。
困らないために作ったはずなのに、使わなくなったら今度は、人間は道具に困らせられるのかな。
そういうことを息子がポツポツと、外の景色を眺めながらつぶやいていた。
私が子供の時は、そんなこと考えてもみなかった。
今の子どもたちは、「作って終わり」ではないということを、学校でたくさん学んでいる。
いろんな教育のおかげで、ゆっくりゆっくり少しずつ、いろんなことが変わっていくんだろう。すごいなと思ったし、頼もしいと思った。
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