晩夏の冷房対策と日除け対策に、薄手のストールが欲しくなった。
 
一人で買い物に行っても盛り上がらないため、小学生の息子を誘い、店で一緒に選んでもらうことにした。
 
店への道中、息子に話した。
「ストール欲しくてさ。いや、要らないかもしれないんだけど、家にいいのがなくてさ。ちょっと見てみようかなって」
 
それを聞いた息子が、言った。
「お母さん、いらないものを買いに行くの?」
 
えっ?
私は聞き直した。
すると息子は、再度言った。
 
「お母さん、今自分で『いらないかもしれない』って言ったよ。今からいらないものを買いに行くの?」
 
 
母の買い物について行くのが面倒くさそうだった、できれば行きたくないなと思っていた風の息子、会心の一撃である。
 
「要らないんなら別に
 見に行かなくて良いじゃん」
 
 
いやいや要らないんじゃない、要らないかもしれないだけなんだけど…
 
ええっと…要らないかもしれないものを私はこれから買いに行くんだっけ…?
 
 
自分の今の状態を、客観的に解説されてハッとしてしまった。
私は、ストールが要る!欲しい!買う!というテンションではない。
絶対要る!となる日まで、探すのも選ぶのも待つべきではなかろうかと…
 
「買い物について行くのが面倒くさそうな息子」と話していたらこちらまで冷静になって、結局店へは行かず、ぐるっと一周散歩をして帰った。
 
 
 
そこから数日、なんと我が家にストールがやってきたのだ。
 
しかも、
 
シャネルの。
 
 
 
 
服好きな叔母からの荷物に入っていた。他にもたくさん、ストールがあった。
値下げしない方のFURLAなんかもあった。
 
 
 
 
嬉々としてそれぞれを首に巻いてみたが、分かったことがある。
 
晩夏のストールは暑い。
おしゃれは我慢らしいが、それにしても暑い。
 
かといって、涼しくなる頃にはもう、このストールでは寒がりの私は耐えられない。
 
 
結果、「私には晩夏のストール」は不要と分かった。私の人生で、首に巻くのは冬用のマフラーだけで十分。
 
 
ちなみに、晩夏のストールと共に「バッグに巻くストール(スカーフ)」も実は探していたんだけど、叔母からの荷物にあったスカーフを実際バッグに巻いてみたら、邪魔くさくて仕方がなかった。
 
 
 
叔母から届いたシャネルたちは、ブランドが好きそうな他の親類に当たってみることにする。
 
他の人がしてたらすっごく素敵で真似したいことも、実際やってみたら、要らんもんやな。
頭では分かっていたんだけど、本当にこんなに、要らんものとはな…。
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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