大変嫌味なタイトル失礼します。

幼い頃は天才だったけれど高校でただの人となり大人になったら職無しとなった38歳自称主婦です。

 

 

 

 

自分が赤ちゃんだった時の出来事で一つ覚えているのが、「たらいの中で体を洗われていた時のこと」です。
 
誰かの手に支えられ、たらい風呂に浸かっている私。
たらいの縁には亀裂があり、そこからたらいの内側へ光が差し込み、たらい風呂につかる私は眩しく感じていた、という記憶です。
 
これが本物の記憶なのか、私が勝手に作り上げた妄想であるのかは分かりませんが、昔からこの光景がずっと頭に残っていました。
 
 
 
もう少し成長し、1歳になるかならないかの頃の出来事でも、一つ覚えていることがあります。
それは「ひらがなを覚えた瞬間」です。
 
その時、こたつの上にはアンパンマンかるたが並べられていました。
泣いているうさぎが描かれた札に、「え」だか「な」だかのぐにゃぐにゃした平仮名がありました。
 
それが「んえんとく」うさぎの図柄と合わさって私は、ぐにゃぐにゃした平仮名の読み方が突如分かった、という記憶です。
 
 
 
実際の図柄については間違いがあるかもしれませんが、「かるたをしながら文字を覚えた瞬間」についてはかなりはっきりとした記憶がありました。
 
ですから私は自分が子供を産んですぐに、アンパンマンかるたを買いました。
このかるたで息子と遊べば、きっと彼も私のように、すぐにひらがなを覚えるだろうと思ったからです。
 
 
ところが息子はアンパンマンにもかるたにも興味を示さず、毎日外で電車や工事車両を眺めてはキャッキャと笑うばかりでした。
 
親の私はそれでもめげずに家でアンパンマンかるたを広げてみるのですが、やはり彼はそれを無視して他のおもちゃで遊ぶので、ピカピカなままのかるたを最近、子を持つ友人にあげました。
 
息子がある程度大きくなってから思ったのは、なぜ私は頑なに「アンパンマンの」かるたを彼に与え続けたかということです。
 
私自身は幼い頃アンパンマンが好きでしたが、息子はそれほどでもありませんでした。
 
代わりに電車や工事車両は大好きでしたから、あのタイミングで私がアンパンマンではなく「車の」かるたを与えていれば、もうちょっとこう、何かが起きた可能性も。
 

かなり早い年齢でひらがなを読み始めた、という自分の成功体験から私はなかなか逃れられず、同じことを息子に強いた結果大事な時期を逃してしまったのかも知れません。

 

大変勿体無いことをしたように感じていますが、早くから字が読めたからといってそれがなんだ、今の私は無職じゃないかと、そんなことも思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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