実家の近所に美味しいラーメン屋さんができたという話を、父から聞いたときのことです。
「国道をまっすぐ行ったら、右手にミキハウスがあるやろ。そのミキハウスのすぐ隣や。」
 
そのように説明する父に対して「?」しか浮かびません。私の知る限り、そこにミキハウスは無いのです。子供服のミキハウスなんて、あそこにそんなお店無いよ…
「いやいや、ほら、大通り沿いにあるがな、昔から。大きなお城みたいな形のミキハウスが。」
 
よくよく聞けば、それはミキハウスではなく「メガネの三城」でした。
 
そんな間違いの多い、今日は父の話です。
 
 
現在アラフォーの私がまだ高校生で実家に住んでいた頃のこと、家族で出かけた帰り道、暗い夜空に何か光るものが見えました。
 
実家は相当な田舎にあります。夜空に光るものといえば月か、星か、飛行機か位しかない環境で、大きな光が表れては消えするので、私たち家族は不思議な思いで夜空を見あげていました。
 
そうして光を見ているうちに、その光が異様な動きをし始めました。点いたり消えたりするだけだったものが、丸く旋回したり、大きく八の字を描いたりするのです。
 
「これは…間違いない…UFOや…!!」
 
父は興奮しながらそのように叫び、夜も8時を過ぎた時間にお隣さんのインターホンを鳴らしました。
 
「お隣さん!UFOです!UFOが空を飛んでます!!!」
 
そうして出てきたお隣さんは、その光を見てこう言いました。
 
「あれは、UFOちゃいます。パチンコ店のサーチライトです。」
 
 
あのときの恥ずかしさを思えば、私はもう、大概のことは平気です。このブログに誤情報を堂々と載せてしまったときも、UFOを見た父よりマシだと思えば平静を保つことができます。
 
 

 

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