失敗が最大の近道っていうことがよーくわかる講演会【 心(潜在意識・感情)を脳科学が解く!】② | いつだって、わたしはわたしがたのしみ。

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もっと自分を発揮したい 本質的に生きたい

 

こんにちは。

 

 

かせゆきです。

 

 

前回の続きです。

 

 

失敗が最大の近道っていうことがよーくわかる講演会【 心(潜在意識・感情)を脳科学が解く!】

 

 

 

身体のスイッチを入れて楽しくしていくと無意識にやる気が出てくる。

 

 

脳が動きたいと思うのを待たずに、もう先に行動しちゃう。

 

 

楽しくご機嫌でいながら深く考えず(脳に頼らず)まず動いちゃう。

 

 

これがどんどん成長していくコツだということでしたが、

 

 

深く考えずにどんどん行動しちゃうと、足を掬われるのでは?

 

 

失敗しちゃうのでは?

 

 

そんな心配が出てきませんか?

 

 

実際に、私たちがいつまでも行動に移せない時って、失敗が怖くてあれこれ考え込んでいる時だったりします。

 

 

身体のスイッチを入れるよりも、脳の指令を優先してしまいたくなりますよね。

 

 

ここで、池谷先生、面白い実験のお話をしてくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

まずマウス用の迷路を作り、ゴール地点にマウスが大好きなチョコレートを置いておきます。(マウスが好きなのはチーズじゃないんだって!)

 

 

迷路には、行き止まりがあったり、チョコレートにたどり着くルートも、パターンがいくつかあります

 

 

このゴールまでたどり着くための最短ルートが一つあるのですが、実験ではこの最短ルートを探し出すまでの回数を測ります。

 

 

どんなマウスも、何百回も経験すると、最終的にはゴールへの最短ルートを覚えてしまうのですが、

 

 

その中でも、早くにそのルートを確定させるマウスと、遅いマウスが出てきます。

 

 

遠回りのルートばかり選んだり、行き止まるたびにぐるぐる悩んだりするマウスがいる中で、最短ルートを記憶して何度もチョコレートをゲットするマウスがいる。

 

 

この、最短ルートの確定が早いマウスが、人間の世界でいうと成功する人、願望達成が早い人だということになりますね。

 

 

みんなが迷路で迷っている間に、欲しいものをどんどん手に入れちゃえる人たちです。

 

 

そういう人たちって、最初から優秀だったからだとついつい思ってしまいがちですが、

 

 

実はこの実験のマウスは、クローン技術で誕生させたマウスたちですので、同じDNAを持っています。

 

 

同じ能力のマウスたちのデータなのに、差がはっきり出るんです。

 

 

同じ能力なのに、最短ルートを確定させるまでの回数に、かなりの差が出ています。

 

 

不思議ですよね〜〜。

 

 

では、このマウスたちは、どうやって早々とゴールにたどり着く方法を見つけたのでしょうか。

 

 

よーく考えて、計算して、できるだけ失敗しない方法をじっくり考えたと思いますか?

 

 

いいえ、違います。

 

 

このマウスたちは、最初のうちに、たくさんいろんなルートを積極的に通ったマウスたちなんですって。

 

 

行き止まりや遠回りになる迷路のルートを、最初にどんどん進んでみた。

 

 

つまり、たっぷり失敗をしてみたマウスたちなんです。

 

 

ゆっくり用心深く進んだマウスより、怖がらずに積極的にいろんなルートを通った子たちの方が、成功が早かったんです。

 

 

しかもこの失敗は、ずっと失敗し続けたわけではなく、【最初の数日間に】たくさん失敗したマウスだったそうです。

 

 

つまり、

 

 

学習するためには、先に失敗をするってことが、めっちゃ重要ってことなんです。

 

 

だから、楽しいとか、好奇心などから身体のスイッチを入れて行動してみる。

 

 

失敗を恐れず動くということが、後々の成功に確実につながるということなんですね。

 

 

失敗を恐れて動けないって、とってもナンセンスなことなんです。

 

 

ただですね。

 

 

考えるのがいけないかというと、まったくそうではありません。

 

 

考えて進めないのは得策ではありませんが、考えないで進むのも、得策ではないんです。

 

 

脳には脳の役割があります。

 

 

脳は、【 答えを推測する 】ということができますね。

 

 

まず推測して、その後検証してみる。

 

 

学習には、これがとても大切です。

 

 

先ほどのマウスの実験に戻ります。

 

 

最短ルートを確定したマウスに、今度はゴール手前にわざと障害物を設置してみます。

 

 

この時、さっきたくさん失敗したマウスは、「ん?」って一瞬困りますが、今までの失敗経験のおかげで、ここで次のルートを推測するということができます。

 

 

不正解時に、どうするか。

 

 

ただ早とちりの答えばかり出している失敗を繰り返してもダメなんだそうですよ。

 

 

ここで池谷先生が問いかけてくださいました。

 

 

知能を育てて学習するには、

 

 

じっくり考えて失敗するのと、じっくり考えて成功するのと、どちらの体験がより学習できるでしょう?

 

 

答えは、

 

 

じっくり考えて【 失敗する 】こと!

 

 

これがもっとも知能が育っていく方法なんだそうです。

 

 

失敗に負けない【 熱意 】がある。

 

 

この【 熱意 】がとても大切です。

 

 

 

 

 

IQテストを考案した、フランスの心理学者アルフレッド・ビネーという方がいらっしゃいます。

 

 

この方が、この世で初めて、「知能とはこういうものですよ。」と明言しました。

 

 

ビネーさんが説く知能を支える三つの要素は、

 

 

1、論理

 

2、言語

 

3、熱意

 

 

なのだそうです。

 

 

論理は、算数をしっかり学ぶことで養われます。

 

 

言語は国語ですね。

 

 

では、熱意はどうでしょう?

 

 

熱意は、「やる気」とか「意欲」のこと。

 

 

これが、知能を支えているって、驚きではないですか?

 

 

いくら優れた能力を持っていても、熱意がなければ使えないし生かせない。

 

 

発展もさせていけないわけです。

 

 

「おまえ熱意がないなぁ。」って誰かに言われたとしたら、

 

 

「おまえ頭悪いなぁ。」って言われてるってことなんですよ。

 

 

ひえ〜〜〜、面白い。

 

 

この【 熱意 】がですね、失敗に負けない姿勢を作ります。

 

 

そして、「 好き 」や「 楽しい 」「 好奇心 」が、この【 熱意 】を生み出すわけです。

 

 

楽しいことや興味があることを、どんどんやると、熱意が生まれる。

 

 

ほらほら。

 

 

好きなことをやれ、楽しいことをやれ、ワクワクに従え。

 

 

人生を変えたい時にやったらいいと言われてるこれらのこと。

 

 

繋がってきましたね。

 

 

 

 

 

失敗を恐れない【 熱意 】を育んでいけるような毎日を送ることで、人生を進んでいくための知恵や知性を持てるようになるんです。

 

 

池谷先生のお話を聞きながら、教育の基本って、こういうものなんだろうなって思いました。

 

 

これって、学校に行くとか行かないとか関係ないですよね。

 

 

【 論理 】と【 言語 】と【 熱意 】。

 

 

興味があること、好奇心を刺激することを楽しくやる。

 

 

そして失敗を恐れない。

 

 

実行して分析(推測)して検証する。

 

 

これが学びです。

 

 

だから、

 

 

「子どもにこうしよう。子育てに生かそう。」ではなく、まずは私たちが、

 

 

失敗が最大の近道だってこと、体験していきたいですね。

 

 

実際に自分が体験したら、子どもたちへのまなざしがかならず変わるはず。

 

 

心配ではなく、信頼して子育てできそうです。

 

 

本当にわかりやすい説明をしてくださる池谷先生、ありがとうございました。

 

 

主催してくださった川相ルミさん、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

UMIで日頃から話してることと繋がる部分がたくさんあって、宇宙の法則と科学は繋がっているなと実感したわたしです。

 

 

池谷先生のお話と、垣間見えるお人柄に、とても満足げな参加者のみなさん。

 

 

 

 

先生の後ろからひょっこりはんしてるわたし。

 

 

 

ではでは。

 

 

 

 

 

 

 

 

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