「アゴを引けば身体が変わる」伊藤和磨
■頭痛と肩こりになるのはすwっている時に骨盤が後傾して頭が前に垂れた姿勢になることが原因である。この姿勢は呼吸循環器系と消化器系にも影響を及ぼす。椅子の座面と背もたれの角に尻を差し込むようにして座り下を上につけて軽く頷けば、頭を支える筋肉が働いて頭痛や肩こりを予防改善することができる。
■顎を引くから偉人なのか、それとも偉人だから顎を引いているのかはわからないが、とにかく顎の上がった偉人の姿を見たことがない。
■口呼吸では一回に据える酸素の量が少ないので、呼吸の回数が増加して交感神経が活性化する。すると結果的に、不安や緊張、怒りといったマイナスの感情が増長されるのです。
■鼻呼吸のときに主に使う筋肉、横隔膜が活動せず、代わりに顎や肩の筋肉を使って息を吸おうとするので慢性的な肩こりの原因となる。鼻から息を吸って、粘膜を介して酸素を取り込む鼻呼吸の方が頭=脳の働きが良くなる。
■30度前傾しただけでも、脊柱起立筋の血流量が1/8まで低下するのだ。
■筋肉の血流量が低下すると乳酸が蓄積して、筋肉が酸欠状態になり炎症を起こす物質が生産されて痛みが生じることになる。このような血流不全によって起こる痛みを虚血性疼痛と呼ぶ。
■お尻の割れ目を締めるように力を入れるだけで、骨盤が固定されて前のめりや猫背の姿勢を防止改善できるのである。
■お尻に力を入れて立つ習慣を身につければ、特にスクワットをやらなくても障害猫背にはならないと約束をしてもいい。
■アフリカの人々の日常の姿勢と動作フォームは全てがお手本と言えるくらい美しく、バイオメカニクス的な観点からも理にかなっているのだ。ツボを頭に乗せて歩く彼女たちの姿勢は、最も効率の良いニュートラルポジションになっていて骨で立っているのである。先天的に太ももの裏側の柔軟性が高いことがあのフォームを可能にしているのだろう。
■理想のしゃがみ方とかがみ方とは、反り腰をキープして出尻にすることである。ヒップヒンジでかがめば、椎間板への圧縮力と関節に加わる負荷を最小限に抑えられるのだ。
■外来の診察に訪れる患者のうち、70%以上の人が呼吸パターンに何らかの問題を抱えていると指摘する専門家もいる。
■深くて長いため息、前後の呼吸を覚えたら、今よりも楽にメンタルのマネジメントが行えるだろう。
■最大換気量は30-80歳にかけて60%も低下し、肺活量も40%低下する。そして、残機量が増えると言われている。呼吸器の機能低下は生命力そのものが弱ることを示唆している。
■継続的に有酸素運動をしている人でも10歳年をとるごとに約10%も心肺機能が低下するという指摘がある。
■「足を美しく見せるためなら、女性は喜びの声をあげて地獄へ落ちていく。」
■欧州の人々は足を性的な機関として捉えている。実際ハイヒールで歩くと尻が自然と左右に大きく振られるわけだが、その動きが異性の性的な興奮を高めることになる。
■欧州諸国に比べると、日本の靴作りの技術と足の病気に対する医療体制には埋められないほどの差がある。
■ドイツは足のケアに関して世界一の国と言われている。1937年に整形外科靴マイスターという国家資格を有する職業が存在していた。
■ドイツでは幼稚園で足のアーチを育てる運動を取り入れている。伝統的に多くの親が歩き方のしつけをしている。
■平均的に育った子供は1年間で2足ずつ履きつぶしていくと言われている。理想を言えば年間で2-3足潰しても良い。片減りした靴を履き続けていると自ずと体全体が歪みアンバランスな姿勢と歩き方が定着してしまう。
■女子のめ、肩、ふくらはぎの疲労の訴えは、男子の2倍に達した。その理由は机が高すぎたためである。もとより低い机を使わせてみたところ、疲労の部位の数が2/3に減ったそうだ。
□顎引いて、鼻呼吸して、ケツを締めて、靴を履き替える。はい、姿勢良く頑張ります。




