ミュージシャンとビジネスマンのパラレルライフ -11ページ目

ミュージシャンとビジネスマンのパラレルライフ

外資ITで広告プロダクト担当をしながら、ミュージシャンとして音源リリースやライブを15年続けています。

「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」

 

■同世代の若い女性たちがお洒落に着飾る中、政治家の父の影響を強く受けたマーガレットは名門オックスフォード大学を志し、政治家の道を歩み始める。24歳で挑んだ初めての選挙で敗北した彼女に、「成功した実業家の妻なら、当選できる」とデニス・サッチャーがプロポーズする。二人の間には双子が生まれた。

子供達を振り切るように、34歳で下院議員に初当選するが、当時のイギリス議会には女性はほとんどおらず、異色の存在だった。やがて時は流れ、彼女は保守党内の揺さぶりをかけるため党首選に立候補しようとする。しかし、首相を目指すべきだという意見に担がれる形で、党首、そして1979年、主要国初の女性首相になり、「鉄の女」の異名で知られるようになる。

1982年、フォークランド紛争が勃発。マーガレットは領土を死守すべく強硬姿勢を貫く。苦境を英国の勝利で乗りきると、支持率は高まり、また政策の成功から好景気に沸く。いつしか首相在任10年を迎えていた。そんなマーガレットが苦しんだのは、1984年に遭ったIRA暫定派によるテロだった。共にホテルに滞在していたデニスの死をも覚悟したが、幸い無事であったが、老いたマーガレットもテロには強硬な姿勢で臨むべきと繰り返すほどに、強い衝撃を残した。

しかし、マーガレットの厳しい言動は、保守党内での離反を招いた。デニスの忠告を振り切り、冷戦終結に伴う国際会議に出席している間、サッチャー降ろしの動きは加速。デニスの助言を入れて、党首選での敗北より名誉ある辞職を選択する。

 

□メリル・ストリープの演技もいいと思ったけど、デニス役のジム・ブロードベンドがよかったなぁと思った。

□青のテーマカラーが印象的で、そういうのをメインで持つキャラクターを作る、というのを自分の中にトライするのも面白いと思った。

□喋り方の矯正、プレゼン方法などを意識するのは重要だと思った。

 

 

 

「中国新興企業の正体」沈才彬

 

 

■柳は常に、企業は改革の犠牲者になってはいけない、という考えを持っていた。つまり、政府とは衝突しないということだ。レノボが生き残れた理由の一つと言っていい。

■モバイクの強みは創業者の胡の人間的な魅力によるところも大きい。多くの投資家たちは彼女を誠実であるとして高く評価している。投資をする際には、創業者のビジネスの才覚を見極めるのも大切だが、それと同時に誠実であるかどうかも不可欠な要素なのだ。

■DJIのワンくんは、他の生徒より賢いとは思いません。しかし、学校の成績がy位他人が仕事でも優秀とは限りません。

■今や世界的な名経営者として知られるファーウェイの任だが、彼がユニークなのは、常に失敗することばかり考えている点だ。

■小規模企業の戦略は、生き延びると稼ぐの2つしかない。

■10年来私は毎日、失敗についてばかり考えてきた。成功は見てもみなかったことにして、栄誉や誇りも感じず、むしろ危機感ばかりを抱いてきた。だからこそファーウェイは10年も生存できたのかもしれない。どうすれば生き残れるかをみんなで一緒に考えれば、もう少し生き延びることができるかもしれない。

■2017年の光棍節セール一日の売上は2兆8000億を上回る。これは楽天の2016年度の売上の3.6倍に相当する。

■国有銀行の一部の業務がアリババまたはテンセントによって奪われた結果、4大国有商業銀行である中国銀行、中国工商銀行、中国建設銀行、中国農業銀行は合計で6万人のリストラを行っている。

■テンセントは新しい分野に乗り出す際、1この分野は自分が得意な分野なのか?2仮に自分が参入しなかった場合、ユーザーはどんな損を被るのか、3仮に参入すれば自分はどれくらい競争優位性を持てるのか?、ということを考える。

 

□よく働き、よく考え、哲学を持って仕事している人は世にたくさんいると思うが、改めてスケーラビリティがある、ありすぎる、というのが相当な違いなんだと改めて思う。

 

 

 

中国新興企業の正体 (角川新書) 中国新興企業の正体 (角川新書)

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「言ってはいけない中国の真実」橘玲

 

■中国の社会には信用という資源が枯渇しているということだ。その理由はものすごく単純だ。人があまりにも多いのだ。

■水田というのは農業における巨大なイノベーションで、養育可能な人口を一挙に増やした。アジアの人口が多いのは、稲作によってたくさんの子供を育てることができる豊かな社会だからだ。

■システム化(工業化)によって生産力を増大させる産業革命industrial revolutionに対して、日本では豊富な人口を活用した労働集約型の金言革命industrious revolutionが起きたのだ。

■江戸時代は余剰人口を、年という蟻地獄で処理することで、外見上は定常状態を維持できたのだ。

■人口が多く流動性の高い社会で生きていくには、人的ネットワークを張り巡らせて情報を集め、少しでも有利な場所にライバルに先んじて移動し、宗族のような共同体を利用して暮らしを立てるのが最も効率的な生き残り戦略なのだ。

■朋友やその家族が訪れた時は、自分ができる最高のもてなしをする。自分の思いが今も変わらないという友の証なのだ。

■幇は自己人(ズージーレン)ともいい、最も根源的な人間関係だ。家族同様それ以上に絶対的な信頼を置く。

■中国人の行動文法では、裏切ることで得をする機会を得た時に、それを躊躇なく実行することを道徳的な悪とは考えない。

■中国ではグワンシのある人から依頼されれば会社のルールはあっさり無視されてしまう。

■朋友の依頼を断ればグワンシという社会資本を失い生きていくことができなくなってしまう。

■社員の転職を祝福すれば、会社を離れてからもグワンシは続く。

■組織ではなく、個人単位で物事を考えるから、競争や信賞必要罰に抵抗がない。考え方が論理的で納得できないことには従わないから、上司は全てを理詰めで説明しなければならない。

■器が小さい、細かな規則が多すぎる、無意味な残業を強制させ得られる、根回しのような暗黙のルールがある、年功序列で昇進昇格のキャリアアップが遅い、日本人は終身雇用だが中国人には雇用の保証がないなどの不満がある。

■経済政策に対して、地方政府は中央政府から独立して意思決定をする。

■地方政府自らが投資を促し、銀行に融資を強要し、株を保有する。

■垂直分裂型、開発から販売までの間に様々な企業が関与する。

■最適戦略は、成功しているビジネスモデルをそのままコピーし、法やルールを無視しても商品やサービスの価格を下げてライバルを駆逐することなのだ。

■中国全体の地下総額は5054兆円で、GDPの6.6バイになる。バブル最盛期の日本の地下総額は2136兆円に達し、当時GDPの4.4倍出会った。それと比較しても中国の不動産バブルは以上で、人類最上最大と形容されるのも無理はない。

■都市と田舎の間には数世紀の開きがある。

■農民から重税を取り立てるのは税金で生活する役人、公務員の数が多すぎるからだ。

■賄賂のような経済犯罪で死刑になるような国は中国以外にはほとんどない。

■腐敗の原因は、端的に公務員の給料が安すぎることだ。

■アジアだけではなく、アメリカのサブプライムバブル崩壊も、ヨーロッパの不動産バブル崩壊も全ては人口動態の変化という長期の波の上で踊らされたダンス

■日本の生産人口比が最大2.3倍になったのはバブル崩壊の年の1990年。アメリカは07年2.0倍でサブプライムバブルが崩壊した年だ。

■2020年、人類史上最大のバブルが崩壊する。

■中国の経済発展は、インフラへの大規模な投資で不動産の付加価値を上げることによってもたらされた。この成功体験を海外に輸出すべく、世界中でインフラ投資を行っている。

■中国の台頭が強国主義との批判を受けるのは、ソフトパワー(文化)を欠いたままハードパワー(経済援助と軍事力)で国威を示そうとするからだ。

 

 

□語り口はいつも鋭いが、結構信憑性がちゃんとあると思っているので、この人の読む本はそこそこ好きです。

□2020年はどうなるこっちゃ。

 

 

 

 

「チャイナ・イノベーション」李智慧

 

■アメリカが対中貿易戦争を仕掛けた背景に、中国が進めるハイテク産業育成策「中国製造2025」という国家戦略への警戒感がある。

■高速鉄道、アリペイ、シェア自転車、ネットショッピング、これが中国の新4第発明である。

■デジタルガバナンス体系:国レベルでのビッグデータシステムの下で、usamざまなデータが中央政府、地方政府、市町村の間で共有できる。従来のような一階層ずつの報告が不要となり、伝達過程で起きやすい情報の歪みを防ぐこともできる。

■デジタル経済:IPv6, 量子コンピューター、ブロックチェーンなどの先端技術と既存のデータ関連のインフラを結合し、次世代ビッグデータインフラ施設を作る

■中国ではデジタル経済の発展を国家戦略に位置付けている。デジタル経済の規模は2016年に383兆に登り、GDPの30%を占めている。これはアメリカに次世界2位だ。

■中国の電子商取引分野は利用者数が4.67億人。アリペイやウィーチャットペイをはじめとするモバイル決済はアメリカの11倍に達している。

■MITが選んだ最も賢い50社2017:6位iFlytek、8位テンセント、11位Face++、25位DJI、41位アリババ、49位アントフィナンシャル、50位Baidu

■ユエバオというMMFの発売が一大転機となった。買い物にも使え、出し入れ自由、利息も6%という商品で、ありペイウォレットは初の収益を生むものとして爆発的な人気を得た。

■アントフィナンシャルが手がけるゴマ信用はネット取引、顧客情報、公共料金、資産運用、クレジットカード返済、行動特性など会員データを分析し、個人の信用力をゴマスコアとして数値化している。

■中国の法規制の特徴は、新しいサービスが生まれると、すぐには規制に動かず、その発展を見守って後追いで規制することだ。

■テンセントの開発には10/100/1000ルールがある。商品開発マネージャーは毎月10人のユーザーにアンケート調査、100人のユーザーのウェイボーを閲覧して、1000人のユーザーの利用体験を収集してフィードバックするというルールだ。

■小走りしながら試行錯誤する。

■新しいことは誰も正しいかどうか判断できないので、意思決定者を明確にし、そのリーダーシップのもとまずやってみることが大事である、という発想である。

■テンセントでは、一つのアイディアは少なくとも3日温めてから出すようにと指導されている。数人で評価してもらい、認可されてから初めて技術部門に持ち込み、さらに小規模な実験を経て初めて正式に採用される。

■すでに巨人となっているプラットフォーマーと付き合うために最も重要なポイントは、お互いにウィンウィンの関係を構築できる共通点を見出すことだ。

 

 

□日本のIT後進国っぷりを嘆くことは、その身にいるものとしてしようとは思わないし、自分がそんなサービスを作ってないので何も言うことはないが、少なくともスケーラビリティはそもそも10倍以上あるので、経済規模を考えると最初から日本をメインで考えない戦略というのは今後当然のことながら重要だなと思う。

□バブルが弾けるのを、どの程度計算できるかという話だけど、労働人口の減少、人口の現象が見えたらすぐかもしれない。それはITヘの波は大きく来る可能性高い。

□この本は野村総研の人が書いているようだが、日本のITの世界の人はどの程度知っているのだろうか。

 

 

「外資系コンサルの知的生産術」山口周

 

■知的生産においては「顧客がすでに持っている知識との差別化」が一番大きな問題になります。

■新しさを出すには、広さと深さで出す方向性がある。

■相談するときは、納期・クオリティ・コストの3つにおいて妥協できる要素が何かをはっきりさせる。

■知的生産における成功と失敗はあくまでも顧客の期待値と実際の成果物とのギャップによって決まる。

■情報収集に際して、問いについて答えが出せるような資料を集めておいて、という指示を出すべき。

■答えるべき問いのリストを策定し、情報収集作業に入っていくようにする。

■管理職の大事な役割は、ここまでやれば及第点というラインを提示すること。

■プロは80%の力でクライアントを継続的に満足させられる人のこと。

■プロは求められている水準をギリギリ最低限の労力でクリアする人たち。適切なミニマムラインの設定を行う。

■情報を集めてみたもののピンとこない場合は、一次情報、人手を介した情報が足りていない可能性がある。

■インパクトある成果物を生み出すには、相手が知らないような一次情報を集めて情報の非対称性を生み出す、もう一つはすでに知っている虹情報を組み合わせて情報処理しインサイトを生み出すというアプローチ

■過去の研究から、イノベrーションのほとんどは思いついた人ではなく、諦めなかった人が実現しているということがわかっている。

■3-5冊程度の主要書籍解説書に目を通しておけばほぼ十分な情報量。それ以上は限界効用はほとんどない。

■知的成果として世に訴えられる情報は基本的に三種類。事実、洞察、行動

■行動の提案まで踏み込むことで初めて価値を生み出す。

■知的生産物のクオリティは異なるポジションを取る人と摩擦を起こすことで初めて高まる。

■一時間考えても答えがでないというとき、それは思考力や量に問題があるのではなく、問いの立て方か情報の集め方に問題がある。

■長く考えるよりも、短くなんども考える方が突破口を見つけやすい。

■思考の総量は、考える時間の量より、回数の量によって決まる。

■統合、分析、論理、想像の四つの脳のモードを段階に応じてうまく使い分けることが求められます。

■チェスの実力の差は、思考の粘りではなく、直感的に筋の良い手を思い浮かべられるか、というのがデ・グルートの@結論。つまり最終的には直感こそがエキスパートの重要な要件だということ。

■意思決定はなるべく感情を配して理性的に行うべきだという常識は誤りであり、意思決定においてむしろ感情は積極的に取り入れられるべきだということ。

■志向を深めようと思ったら、まず紙に書き出して相対化して見ることが重要。

■オプティマル、ヒューリスティック、ランダムというアプローチ

■視座を上げるというのは、誰の利益を背負っているか、という立場を変えること。

■言葉遣い次第で論理的にも情緒的にもなる。情緒に流された感情的な表現、気合い系の用語は使わないように。

■言語の限界は思考の限界を規定する。

■自分で考えられる限りの反症例を挙げてみる。簡単に破綻してしまうような脆弱な仮説であれば、その推論が知的生産物として花開くことはおそらくない。

■イノベーターの特徴としてwhyという質問を度々投げかけている。

■必ずしも合理的な戦略や見通しがあってイノベーションを実現したわけではない。

■アリストテレスは、人を説得して行動を変えさせるためには、ロゴス、エトス、パトスの三つが必要であると説いている。

■見送っていい常識と疑うべき常識を見極める選球眼を持つこと。

■アナロジー、異なる分野からアイディアを借用する。

■創造性とは何かをつなげること。

■異なる二つの要素の組み合わせによって生まれると仮定した場合、知識の量が十b氏になると生み出せるアイディアの数は100倍以上になる。

■アイディアの質は量に依存する。

■過去の創造物に関する研究の多くが質に最も大きな影響を与えるのは量だということを明らかにしています。

■ピカソは2万点の作品を、アインシュタインは240本の論文を、バッハは毎週カンタータを作曲し、エジソンは1000件以上の特許を申請した。

■イノベーターは成功したから多く生み出したのではなく、多く生み出したから成功した。

■濫読の時期のなかった人は大成しないと極言してもいい。濫読のいいところは、書物の方で自分の資質を教えてくれるということ。

■人より秀でた存在になる不可欠な条件は、人より余計に感じることである。感じなければ連想力が湧かず、連想力がなければ想像力も生まれない。

■深く鋭く読むべき本を見つけるために、大量の本を浅く流し読みする。

■時間というのは個人が自由に分配の意思決定をできる唯一の投資原子。

 

□アイディアを作る時間を意図的に作らないといけないなぁと。

□読んでて普通に楽しいけど、結局自分が何やるかという行動ですよね、ということですよね。

□いい本です。