桂離宮の後、近場の美術館をあと一つと。琵琶湖のほとりの2館、滋賀県立美術館と佐川美術館を検討。でも、佐川美術館は諦めました。次回。。。
京都駅からJRで20分ちょっとの瀬田駅へ。駅前から美術館前行きのバスが出ています。
正午過ぎに着いたので、カフェでランチ。とても美味しくて、もりもりいただきました。
そこが美術館かと思ったら、図書館で、となりの建物でした。
こしの先生のアートセミナーで、この春に開催していた、アートブリュットの特別展が素晴らしかったと聞いて、滋賀県立美術館へ来て見たかったのです。特別展は終わってしまっていたけど。
この夏は、「滋賀県の家展」を開催中。特に、あの、黒川紀章の中銀カプセルタワーのカプセルは、じつは滋賀県で作られたというストーリーを聞いて、見たくなりました。
展示室が分かれていて、先に常設展2つを見ました。撮影禁止で残念。
一つ目の部屋は、バリアフリーの美術鑑賞がテーマ。「"みかた"のちょっと多い常設展」
マティスの絵を凹凸のある紙で、立体画になっていて、触って見れるようになったり。とびきり大きいざらざらした皿があったり。
セラミックのアートが、ショーケースの高さを違えてディスプレイ。車椅子の人も子どもも、背の高い人も、どれが見やすいかな?!
アールブリュットの作品も一つあり建物が、車が細かくたくさんたくさん描かれていて、とても美しい作品でした。
2番目の部屋は、「日本画って何だろう」
明治維新後に、西洋の文化が入ってきて、廃仏毀釈で仏像や貴重な建物が壊され、日本の古来の絵も価値の低いものとされていた。そこに日本に招かれてきたフェノロサが、日本の美術は素晴らしいと評価して、岡倉天心と共に日本の美術を守ろうとした。
フェノロサがJapanese Paintingという言葉を使い、それを翻訳したのが日本画、なのだそう。
絵の具の違いもひとつあり。膠を使う、顔料の事から、丁寧に解説してあり、とても良かったです。写真が撮れなくて残念。(実は、写真を撮らないと、忘れてしまい、ぼんやりとしか思い出せなくなりますー)
企画展へ。
黒川紀章と中銀カプセルタワー。
この時代、プレハブ住宅が注目されていて、さまざまな住宅メーカーの作例や雑誌も。
そして現在、活躍中の建築家手がけた家も設計図や、モデルハウス、作例がありました。
戸外にもアート作品。
他にも書の展示もありました。
あ!バスの時間!と、最後は少し急いで帰りました。
家には18時半ごろ帰着。
19時57分、携帯の緊急地震速報が、うわんうわんと鳴ると、大きな地震。震度4でした。
TVのオリンピック卓球中継は途中で、地震速報に変わってしまった。
南海トラフ地震の注意喚起が出ているけど、この地震の震源は南海トラフではないそう。
神奈川県を震源とする地震があり、一時的に東海道線新幹線が止まったようでした。
気をつけてお過ごし下さい。