2日連続芸文に来ました(今回は中ホールですが)。
今回、関西公演がこの1回限り。
(いつも使用している京都のホールが閉鎖中とのことなので)
だからか、ほぼ満席だったと思われます。

お話の内容はというと。
舞台は18世紀、ヴェネツィア。
とある主人の召使いは、仕事中、召使いを雇いたいと言う男に出会う。
「二人の主人に仕えれば、給料も2倍になる!」と思いついた主人公が巻き起こすシチュエーションコメディ。

シェイクスピアよりは新しいですが18世紀に作られた古典のため、登場人物の考えなど古臭さを感じました。
カトケンさんお得意のシチュエーションコメディの筈だったのですが、なんかのれなかったのはそのせいか?
まず思ったのは。

なんでバレへんねん!

だったんですよね。
嘘で嘘を重ねるこのタイプのコメディはすれ違いで笑えるかイラッとするかなのですが、イラッとする方が多かったなあ。
なんでみんな気づかないの?っていう方が勝ってしまう。
うーん、テンポも悪いのか演技の相性が悪いのか。あとどれくらいで1幕終わるの?と時計気になったくらいです。
しかし、観客の反応はめっちゃ良かったです。
カトケンさん演ずる主人公が手形を間違えて破るところで「えーっ!」「ああああ」という声がめっちゃ出ていたのがいちばん面白かったw

でもそう、なんかミスやすれ違いがわざとらしいのよね。
そんなミス普通する?(いや、この主人公ならするのか?)というのが気になって笑うまでいかなかったのが残念。
大爆笑したかったよ。

個人的には久しぶりに岳大さんが観られて嬉しかったです。
いつぶりだろう?
しかも今回は話にガッツリ絡む役なので(二人の主人のうちの一人)そこも嬉しい。
もう一人の主人役忍ちゃんの男装姿が凛々しくてしかも可愛くて。
実はこの二人の主人は恋人同士だったのですが、お似合いカップルでした♪

 

石丸さん×オーケストラのコンサートは3年ぶりとのことです。
関西公演は前回も平日でしたが、今回も平日。
休みを取れるかなと思っていたのですが取れそうと思ってからチケットを取ったのでちょっと出遅れ?
このホールでは初めて横の列に座りましたが思った以上に見やすかったです。
後ろにスペースがあったので荷物も置けた(笑)。

このホールとは芸文の大ホール。
前回、前々回ともシンフォニーホールでしたがこちらもクラシックやオペラに特化しているホールなので非常に音がいい。
石丸さんもゲストの真彩さんも大ホールは初めてだったそうです。
真彩さんは宝塚時代休日によくガーデンズへ遊びに来ていたので西宮は馴染みがある場所だとのこと(電車で1本ですものね)。

セトリは終演後に貼り出されていたそうですが、私は横の扉から出たので気づかずそのまま帰ってしまった(涙)。
いや、時間が遅いので一刻も早く帰りたかったのだ。
というわけでセトリの写真はありませんが、印象に残った曲など時系列無視でつらつらと。

馴染みのある曲、石丸さんにゆかりがある曲が多くて聴きごたえありました。
1部ラストは「僕の願い」、2部ラストは「マイウェイ」でアンコールが「時が来た」という定番ナンバー。
「時が来た」を聴かないと帰れません。
卒業をしたといってもいつでも復活してもいいんですよ(いいんですよ)!

意外な選曲といえば「僕の願い」は絶対歌うと思っていましたが「いつか」を歌うとは思わなかった。
ああ、フィーバスも似合いそう。
鐘が観たい!と思いましたね。

そして、「お前のなかに生きている」も意外な選曲だけれどもすごく良かった。
シンバのオーディショをン受けたけれど、草食動物だからダメと言われたというのがウケました(笑)。
シンバと聞いて客席がえっ?となった時「その頃は若かったんですよ」というのもw
そして今回シンバではなくムファサだったのはやはり年を重ねたからからかとてもハマっていました。

レリゴーを日本で初めてオーケストラ付きで歌ったのが石丸さんだとは初めて知りました。
そのことを話す時にちょっとドヤ顔可愛い。
映画公開前に歌ったことがあるらしいです。

ラブネバは本当に「曲」はいいよねと改めて思いました。
しかし、関西では上演したことがない…

ゲストの真彩さんは1部ではオペラ座のAIAOYでデュエットとジキハイのルーシーナンバー。
何の演目で共演したことあったっけ?と思ったらジキハイでしたね。
私が観たのは玲奈ちゃんの方だったからすっかり忘れていた(笑)。
いやあ、めっちゃうまいわと聞き惚れました。
石丸ラウル降臨も嬉しかったですね、本当に聴いていて気持ちのよいデュエットでした。
石丸ラウル復活してもいいんですよ(私はいい)。

真彩さんの素の喋りを初めて聞きましたがずっとコロコロと笑っていてめっちゃおしゃべりやなあという印象。
2部ではSOM特集だったのですが、マリア先生似合いそうだなと思いました。
このツアーでのテーマがSOMリレーで、それぞれゲストに歌って欲しい曲を歌ってもらうというのがあって井上くんはタイトル曲、濱田さんは院長先生の「すべての山へ登れ」だったそう。
うわあ、濱田さんの院長先生めっちゃ聴きたかった!
真彩さんには「ひとりぼっちの羊飼い」だったのですが、ヨーデルがめっちゃうますぎてこれまた聞き惚れてしまいました。
次のゲストハードル上がっちゃいましたねとのことでしたが、次は聖子ちゃんなので大丈夫でしょう。
その次はおっさんたち(石丸さん曰く)だそうです(笑)。
おっさんたちといっても禅さん、キーヨ、サカケンですもの、強いわw
この4人でどんなSOMか想像つかないでしょうから気になる方は東京にいらしてくださいと宣伝する石丸さん、うまい。
私のお気に入り→エーデルワイスは全公演共通とのこと。
この2人でマリア先生とトラップ大佐観てみたいなあ。

色んなミュージカルナンバー聴いて色んなミュージカルをまた観たいなという気持ちになりました。
本当に耳が幸せ、とても楽しいコンサートでした。

JCS京都2回目(リハ見付き)。
リハーサル見学は単純に興味があって行きたかったんです。
2回あったのですが、月初の1日は休むの難しそうと思ってこの日に半休取りました。
チケット取った時からおそらく前半は出ないだろう、出るとしたら後半からかなと思い期待はしていたのですがちょうどこの週にキャス変。
月10見た瞬間踊ってました(心の中でw)。
京都劇場に立つのは2012年4月8日以来です。
おかえりー!

 

まずはリハ見。
受付開始前には着いていたのですがめちゃめちゃ行列。
なんかぐるぐるまわらされた。
列に並んでいる間に会員証と当日のチケット確認、受付では事前に送られていたメール確認ということで思ったよりはスムーズではありました。
そんなこんなで劇場には入場できたけれど、まだ客席には入場できなかったので指定されていた扉前でしばし待機。

この時点ではキャスボはまだ空欄。
 

16時15分頃からということだったのですがシーンの都合上ということで少し遅れたかな。
入ったらいきなり、

いっちーおる!

5人組のシーンからでした。
あのアンナスのソロも聴けたのでちょっと興奮気味(心の中で)。
その後、ホサナのシーンを細かく指導された後、
ジーザスは死ね→ホサナ→狂信者シモンを通しでやっていました。
観たかったところなので(ホサナ好き)嬉しかった。

全体的に立ち位置調整するのが多かったな。。
高井さんも「高井さんはどセンターに来てください」と注意されていた(笑)。
ポンちゃんはやっぱり「ポンちゃん」と呼ばれているんだなというのとすすジーは「迪」と呼ばれているんだなとか。
ホサナで「サー」を強くじゃなく「ホー」を強くとか、腕の動きを慢然としないようにとか気持ちをちゃんと持って動いてとか色々細かいところが興味深かったです。

その後少しだけ質疑応答コーナー。
司会はピラトの田島さんで、他はいっちー、アンサンブルの辻さん、森さん。
いやあ、私のためのリハ見だったわ(笑)。

質問は事前に募集していたもので、「ルーティンは何?舞台で気をつけていることは?」「歌いたいナンバーは?」「京都での楽しみは何?」の3つだったかな。
いっちーの舞台上で気をつけていることは傾斜がきつくてじゃりじゃりしていて滑りやすいので滑らないようにすること。
そういえば札幌のタクシーを降りる時滑ったってラジオで言ってたなということを思い出した。
辻さんは演目が演目なので満たされないようにするため舞台前に食べ過ぎないようにすること、
森さんは鞭打ちで人に当てないようにすること、田島さんは血糊をお客さんにかけないようにすることでした。

歌いたいナンバーはアンサンブルの2人は歌いたいというより好きなシーンを答えていました。
いっちーは2008年のジャポに出た時5人組の曲歌いたいと思っていたから夢叶ったって(みんな拍手)。
田島さんはスーパースター歌いたいって。
でもあの衣装無理という田島さんにイケますよと励ますいっちーw

京都の質問で「一和くんは京都出身だよね」とまずふられたいっちーはやはりラーメンと答えていた(笑)。
変わらぬラーメン愛。
でも我慢しているそうで、千穐楽までに一回はご褒美として行きたいらしい。
ということは千穐楽まで出る予定なのか。
辻さんは京都劇場に立つことが初めてであまり知らないので「一和さんおすすめのラーメン屋さんに行きたいです」とのこと。
森さんは京都におすすめサウナがあるらしい。

この日に大幅なキャス変あって京都公演初キャストが多かったのでリハーサルの時間を長く取ったとのこと。
その分質疑応答コーナーが短くなってすみませんと田島さん謝っていましたが、十分たっぷりあったと思います。
というかリハーサルをこんなにたっぷり見られて満足でした。
ほんわかとしたトークもとても楽しかったです。

ところで一和さんのビジュがめちゃめちゃ良かった。
髪の毛さらさらでジャージが黒だから余計にしゅっとして見える。
劇場を出る時(いったん退場しないといけないので)、他の人たちが「一和くんめっちゃかっこいいな」「アラジンやもんな」と話しているのを聞いてそうだろうそうだろうと心の中で頷いていました(私はどういう立ち位置なのか)。
しかしながらアンナスでは変わるのよねとも思いつつ。

 

個人的にツボった並び(笑)。

本編感想。
アンナスやっと見られた~というのがいちばんの感想。
悪役すると生き生きしているなあとも。
老けメイクはそこまで気にならなかったけれども髭は気になった(笑)。
ウミヘビちゃんよりは顔が見えるしね。
なんというか、いちわンナスは小物感が良かった。
高井カヤパ様の後ろで常にちょこちょこ動いているのがなんとも小物感。
歌はリハの方が良かったかも(正直)だったけれどもね。
高音めっちゃ出てたけれどももっと頑張れとも(正直)。

すすジーは世捨て人のようだった。
現世に興味なさそうで何考えているかわからなくてだからユダが「私は理解ができない」で余計に拗らせる。
いやあ、ソンジンユダ今日も絶好調に拗らせていましたなあ。
すすジーこの音出てほしいなというところもあったけど、こういうジーザスもありだと思った。
ただ、ソンジンユダにはドンヨンジーの方が合っているなとも思った(組んでいる長さが違うとはいえ)。

えばっちゃんマリアの色んな意味での安定感。
どっしり感と歌の安定さ。
母性を感じるけれどもおかん的な肝っ玉母さん的な母性(伝われ~)。

あと、噂の新人シモン見た!すごいな、こんな逸材がいたんだな。
リハでは抑えめだったけど、本番爆発していた。
そしてポンちゃんは今日も可愛い。裏切られても許す(許しちゃダメ)。

リハーサルの方が感想長いな(笑)。