もっとも大切なこと~らいすき | The Sence of Wonder

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呼吸器医として、喘息・結核の診療の傍ら、卒煙支援もしています。
二児の母として、妻として、医師として・・・
日常のほんのちょっとした Sense of wonder を発信しています。

大型台風が近づいていますね。上陸するのでしょうか。
道産子の私は大学生のとき、大型台風を初体験。
それが死者63人も出した平成3年の台風19号でしたから
一種のショック体験ですね。本当にすごかった・・。
1週間ぐらい断水になって、大学にいって顔洗ったりしてました。

災害があると家族の絆が強くなる、といわれています。

「もっとも大切なこと 
 なぜ私たちは、望んだとおりの人生を
 生きることができないのか 」  ハイラム・W・スミス 著

女医・ゆきみんと先生の診察室から

この中に、「自分にとってもっとも大切なものをつきとめる」
という章があります。

昨日、娘が、私に書いてくれた言葉。
「まま、らいすき たちたちれきるよになたよ」

らいすき、とは だいすき のこと。

そのあとの意味を問うと、
「自分はもう大きくなって、
 たっちたっち(立つこと)もできるようになった」と。

なぜか、うれしくて、ちょっと涙が出そうになりました。

今の私にとって、もっとも大切なものは、家族と過ごす時間。

アカデミー賞 短編アニメ賞を受賞した「つみきのいえ」
アニメを元に書き下ろした絵本が手元にあります。

女医・ゆきみんと先生の診察室から

最近、お月見をしたせいか、
娘が読むと、どうしても「つきみのいえ」になってしまいますが(笑)

土曜日の運動会、鉄棒やリレー、親子競争を頑張った姿、
そのあと、一緒に作った、いろんな形のお月見団子・・。
一緒に過ごした時間は全て大切な想い出に・・。

私たちの家は、まだ下から3つ目くらいでしょうか。
これからも、大切な家族とともに、ひとつひとつ
素敵な家を積み重ねて、生きていきたいです。

10月6日、今日は、国際協力の日。

結核の分野で国際医療協力に尽くしておられるI先生の奥様と
今日、職場で少しお話しました。
彼女は6ヶ国語が堪能なので、私の職場でも、外国の結核患者さんの
通訳として活躍中です。

国際医療においても、国内医療においても
大切なことは、被医療者の気持ちに寄り添う事。
それができたら、言葉の壁は、大きな問題にならない。

自分にとって、大切なこと・・・
改めて見つめなおした一日でした。