子供がいると、季節の行事がとても身近に感じられます。
今日、保育園で保護者会があり、
節分の由来について子どもたちにした説明を聞きました。
実は、私も知らなかったので、とても興味深かったです。
節分は、元は、中国の陰陽五行の厄払いの儀式。
昔は、立春の前日だけでなく、
立夏、立秋、立冬の前日にも行なっていたそうです。
陰陽五行では、十二支は方位、時間、月などを表していて、
ちょうど、丑(1月、北北東)と虎(2月、東北東)の間が
鬼の出入りする方角で、「鬼門」とされている。
そして、鬼は、丑寅(午前2-4時)に北東からやってくる。
鬼は、霊力のある炒った豆、いわしを焼く匂いと煙、
別名「鬼の目突き」のギザギザのヒイラギの葉っぱが大の苦手。
それで、ヒイラギの枝に刺したイワシの頭を飾って、豆をまいて
魔よけにして鬼を祓うということです。
「だから、鬼の角は牛(丑)の角、パンツは虎柄なんですよ~」と
言われて、ふーん、なるほど~。
桃太郎がお供に連れて行く雉(酉)と猿(申)と犬(戌)は
鬼門のちょうど対局にあたる干支なんですって。
節分が近くなると、鬼が出てくる絵本が人気ですね。
私のおすすめは・・・
「ふくはうち おにもうち」(岩崎書店)

「十二支のおはなし」シリーズでおなじみ、
内田 麟太郎さんと山本孝さんコンビのとても楽しい絵本。
関西弁のおかみさんが、なんともいい味だしています。
内田さんらしい語り口で、優しい気持ちになれる一冊です。
地域によっては、よい鬼が祭られていて
実際に「ふくは~うち、おにも~うち」と豆まきするところも
あるようですね。
私の子供のころの豆まきの「豆」は、
落花生とフルヤの「ウインターキャラメル」。
終わった後、キャラメルを食べるのが何よりの楽しみでした。
毎年、鬼の役をしてくれた父。
空の向こうから、私たちの豆まきをみていてくれるかしら・・。