13.歯車を作る
 
今回は、6.友人の困ったを解決続編で作ったウォームホイールの再現の仕方を説明したいと思います。
 
これが、修理を依頼された壊れた歯車です。
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普通の歯車と違って、歯がねじれた形になっていて形が複雑です。
色々とネットで調べて、歯車の3Dデータを作れるサイトを見つけました。
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ウォームギアとウォームホイールの絵を選んぶと、上の様な3Dモデルが表示されます。今回は、ウォームホイールだけなので、VIEW SELECTのプルダウンからinvolutegearを選択します。
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形状の数値を入力して、CREATE STLで3Dデータをダウンロードします。
 
と、うまくいくはずでしたが、作りたい寸法を入力するとエラーが出て、どうしてもデータが作成できません。何度やり直してもダメでした。
 
そんなこんなで3カ月後、突如啓示が降りて来ました。
 
3Dプリンタは、薄い層を積み上げて形状を作る。その考え方を使って捻れた形状を作ればいいのではないかと。
 
普通の歯車で0.5mmの厚さの3Dデータを作り、ダウンロード。
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これを、チョットづつずらして積み上げて捻れた形状を作ります。
これがその3Dデータです。
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歯の捻れが、結構うまく作れました。
キー溝を加えて3Dデータの出来上がりです。
PLA材料(右上)とABS材料(右下)でプリントアウトしてみました。
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復元完了です。