時は
平成23年6月24日丑三つ時・・・イヤ、昼やっつ・・・
(注:今の午後3時頃、おやつの時間はここかららしい・・・)
丸石藩本牧村の代官冨田雪丸左衛門の屋敷・・・
座敷には
何やらヒソヒソ話す二人の男の影
一人は主の雪丸左衛門
そして
今一人は
本牧村名主のエンペラー之助
話し手は
エンペラー之助
聞き手は
雪丸左衛門・・・
エンペラー之助が雪丸左衛門の耳元で囁くと
目を丸めたり、頷いたり、ほくそ笑んだり両手を叩いたり・・・・
雪丸左衛門 「面白いのォ~!ホントに面白いッ!」
「他には?」
エンペラー之助 「まだございますぞ!」
「相模の国のjam師を存ぜられますか?」
雪丸左衛門 「jam師?!おおッ!存じておる!」
「登りはイヤだイヤだと言いながら、大垂水峠を越えられた方であろう?」
エンペラー之助 「よくご存知で」
「そのjam師が峰の薬師に修行に行かれたそうでございます」
雪丸左衛門 「峰の薬師とな・・・?」
エンペラー之助 「御意にございます」
「しかも、城山湖越で行かれたそうでございます」
雪丸左衛門 「何?!城山湖越でとな・・・?」
「イヤだイヤだと言いながら、ワシらより登りが長くキツイではないか!」
エンペラー之助 「何事も無く下られましてございます」
「しかも、お代官様や私の無念の仇を討って下さいましたそうで・・・」
雪丸左衛門 「ウウムゥ、中々、出来ぬご立派な振る舞いじゃァのゥ~、してお乗りの自転車は?」
エンペラー之助 「東叡だそうでございます・・・」
雪丸左衛門 「自転車も良かったか?」
エンペラー之助 「・・・・・」
雪丸左衛門 「他には?」
エンペラー之助 「他には、讃岐の国のジェームス吉田守様の件がございます」
雪丸左衛門 「遂にパスハンターを手に入れられたのか?」
エンペラー之助 「イヤ、それが・・・」
雪丸左衛門 「如何いたした?」
エンペラー之助 「それが、フレームを2台奥方様に隠密で発注した事が露見してしまったとの事でございます」
雪丸左衛門 「それは大事じゃな!」
「如何あいなったのジャ?」
エンペラー之助 「つい先日、奥方様のご裁決が下されて、来年1年お小遣いナシになったとの噂でございます」
雪丸左衛門 「来年1年、お小遣いなし・・・」
「それはまた、厳しいご裁決じゃのゥ~」「お気の毒な事じゃ・・・」
エンペラー之助 「と言いつつ、お代官様の口元が綻んでいるのは何故にございます?」
雪丸左衛門 「ほれ、わしは☓イチじゃからの・・・」「その様な厳しい裁決とは無縁なのじゃァ」
エンペラー之助 「お代官様は、☓イチでございますか?」 (^^)
雪丸左衛門 「あッ、その方が来たときは既に奥方がこの屋敷をでた後で有ったか?」
エンペラー之助 「それを知っておられる方は?」
雪丸左衛門 「ホンの一部の者しか知らぬはずじゃが・・・」
「他言は無用ぞ!」
エンペラー之助 「ご安心下さいませ、口が堅いと評判なれば・・・」
エンペラー之助 「アッ!忘れておりました・・・急ぎの用を思い出してございます」
「城下にて、寄り合いがございますれば・・・これにて失礼致しまする・・・」
と慌ただしく雪丸左衛門の屋敷を出て行くエンペラー之助の表情は・・・・(^^)
1人残った雪丸左衛門
「ジェームス吉田守様もご難儀じゃのゥ~」
「!」
「わしも出かけるぞッ!」「馬引けェ~ィ!」 (^^)
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