復活の薪 | 中村由紀オフィシャルブログ Powered by Ameba

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番組でもお話した被災地で参加したプロジェクト「復活の薪」。

私が大阪で参加していた日本森林ボランティア協会も
そのプロジェクトに関わっています。

岩手県大槌町吉里吉里の避難所で、
3月末に校庭にお風呂が作られ、
津波で押し流された廃材を薪にして
燃やしていたのが始まり。

(これはお風呂、現在の浴槽は港にあった水槽だそう)

「その薪を売ることができないのか」というスタッフの一言があり、
その薪作りを避難所にいる地元の人にしてもらい、
売り上げを手にしてもらえれば・・・・・
ということで、ボランティアと地元の人々が一緒に作業をしています。

避難所には漁師の方が沢山いらっしゃるのですが、
殆ど船が流されてしまっています。
また、仕事を失ってしまった人もいます。

被災直後は、なかなか作業をするという雰囲気ではなかったようですし、
現在も人によっては、何もしたくないという方もいるかもしれません。

ですが、「何かをしたい」という思いを持っている人も多く、
「復活の薪」作りに、参加してイキイキしてきたという声もあります。

この「復活の薪」プロジェクトは、
ボランティアと地元の人々も一緒に作業をしながら、
いずれ地元の人々に全面的に移行していこうというものです。

新聞やTV,ラジオで取り上げられ話題になっているようですが、
継続して「復活の薪」が売れることが地元の人々への支援にもなります。

薪ストーブ、ピザを焼いたり、イベントで煮炊きをする場合に最適。
10キロを500円で販売中・・・・是非!


また、このプロジェクトの凄いところは、
いずれ廃材が無くなったとしても、山の森林を間伐し、
その間伐材を薪として売ろうという計画になっているところ。

さすが森林ボランティア系の人々が集まってのプロジェクト。

さらに漁師の方々が森林を育てる活動をすることになる。
海の男が山を豊かにすることで豊かな海へとつながっていくという、
これまた、素敵な活動になっていくのです・・・

避難所の方々と一緒に作業をした後、
とれたてのホタテを焼いて下さり一緒に食べさせてもらいました。

美味しかったのは勿論ですが、
一緒に食べて、喋って、笑ってという時間が楽しく、
被災地に入ってから、少し固まっていた心が和み、
私の方が力を貰った気がします。

ということで、私も参加してきた「復活の薪」よろしくです!
詳しくは「ふくしま薪ネット」まで。