10週にわたって放送した、
「さだまさしの美しい朝」・・・最終週でした。
最後の曲は『いのちの理由』
最初に、さださんに
「なんで此処にいるか考えたことありますか?」と聞かれ絶句。
「自分の命のきっかけは何処から始ったんだろうと考えると
決して偶然に忽然と自分の命が此処にあらわれた訳じゃない」と、さださん。
そうだ、無意味に生まれてきた人はいない・・・・・・
そして、さださんは、
人は、それぞれ役割を持って生まれてきたという。
「自分が何の歯車か決めるのが、人生では難しい。
例えば、ロボットだと、皆、頭の部分をやりたがる。」
人間には欲があるから、目立ちたいし、評価されたい・・・
「でも、実際に膝の歯車が動いてくれないと、頭で考えても動けない」
そうだよね。
人の事を羨んでもしかたない。
人はそれぞれに役割をもって生まれてきているから、
そのポジションで頑張るべきなんだ。
でも、
自分の役割を見極める事・・・・・
いやぁ、難しいと思う。
私も、やっぱりロボットの頭の部分をしたいと思ってしまう。
目立ちたがり屋だし、人に評価されたい。
そういうエゴを除いて考えたら、
私のポジションはどこだろうか?
私は何をすべきだろうか?
おぼろげに、何となく、見えてきている・・・・私の役割。
では、さださんの役割は?
さださんは、
自分は恵まれた歌手だ、と前置きをして、
「命を削りながら曲を作り、
吐きそうになりながら寝る間を惜しんで小説を書き,
ズタズタに体も痛くなりながらでも,
笑いながらコンサートで歌っている、それが自分が役割だ」と話していた。
そして、
インタビュー時間も間際、私が話をまとめようとすると、
「やるからには、楽しみたいと思っているんで、
楽しそうに生きているけど・・・・・実際は苦しいですよ。」
最後に、滲み出た言葉・・・・・
さださんは、
自分の役割を見極め、苦しみながらも、私たちに伝えてくれている。
最後に、思った・・・・・
「そこが、さだまさし」とっ!