今日はオフ日でした。
のんびり起きたら兵庫県淡路市を震源とした地震のニュース。
時間といい、震源地といい
阪神淡路大震災を思い出しました。
震災の前年から
私は大阪の実家からNHK大阪放送局に
毎日通ってFMの番組を担当していました。
やっと放送になれてきたかな・・・という頃です。
地震のあった時、
私の住んでいた交野市の実家は其れ程揺れませんでした。
ベッドで寝ていて「あ、地震！」とビックリしたものの
揺れがおさまったら、再び寝ていたのです。
いつも通りの時間に起き、TVを付けて再びビックリしました。
NHK大阪放送局の見慣れたスタジオから宮田修アナが地震情報を伝え、
阪神高速が崩れた現場から佐藤誠アナが中継をしている。
見慣れた風景が無惨な状態になっているということ、
NHK大阪放送局のアナが緊急放送体制でいることに
緊張感を覚えました。
私は番組を担当しているフリーアナでしたので、
緊急に放送に出る事はありません。
けれども「今日の私の番組はできるのか・・・」
地震の被害状況が刻々と深刻になっていました。
交通網の乱れもニュースとして流れていましたし、
私が放送局にいけるかどうかさえ分からない状況。
この被害状況では放送はないかもしれない・・・と思いながらも
なんとも言えない使命感で放送局に向かい、なんとか局に辿り着きました。
が、局内が、普段と違うのは勿論、人と情報が入り乱れ、
何が何やら分からない状態でした。
アナウンサーを束ねるデスクも状況把握に大変。
スタジオからは刻々と増えて行く死者数や被害状況が伝えられていますが、
担当する番組があるば、それは放送しなければなりません。
どうするのだろう・・・・と一抹の不安。
この状況で音楽番組を普通にできるはずがない。
けれども、放送があるかもしれないなら、準備しなければ・・・
知り合いは無事だろうか・・・・
というより、彼氏は？？？
（当時の彼は伊丹に住んでいたのです。その後、無事確認）
午後過ぎに私の担当する番組は休止と連絡が入りました。
それからは、局アナがスムーズに仕事をしやすいようにアシストしたり
安否情報を送ったりの日々でした。
その一日の怒濤の流れは覚えているようで覚えていません。
何時まで局にいたのか・・・どうやって帰ったのかなどなど。
その後、被災地へ取材、担当番組の再開などなど
様々な思い出はありますし、それは私の財産です。
リスナーとの絆も確認した日々でした。
今日は大きな被害ではなく一安心でしたが、
ふとあの日を思い出しました。