こんにちは、ユキです
昨日は
長ーーーーい記事にも関わらず
たくさんの方にお読み頂きました。
ありがとうございました!
やっぱり
うっ滞予備軍とも言える
便秘の回避策が一つでもあるなら
みんな気になりますよね。
今日も負けじと長ーーーーいです(笑)
でも、昨日よりも
もっと大切なことが書いてあります。
是非、最後まで読んでみてください
さてさて
続きをレッツゴー
オーツヘイを食べて
なぜ栄養価が低いのに
栄養過多になったのか
コヨミに起きた変化と併せて
解説していきます。
まずはじめに
一番刈りとオーツヘイの成分を
項目ごとに比較します。
●粗タンパク質
●粗脂肪
●NFE(糖類、デンプン、リグニン)
●粗繊維
●不溶性食物繊維/ADF
●不溶性食物繊維/NDF
●カルシウム
●リン
巷では
一番刈りの方が高繊維質で
低カロリーだから
メインに牧草にふさわしい!
と言われていますが・・・
固い一番刈りと
柔らかいオーツヘイ
対極した食感なのに
粗繊維の含有量は
若干一番刈りが勝るものの
正直そこまで圧倒的と言える
大差はありません
NFE(糖類・デンプン・リグニン)は
オーツヘイの方が
数値が高いものの
※リグニンは食物繊維の一種です
粗脂肪をはじめとした他の項目は
ほぼ全て一番刈りの方が
数値が高いので
ローカロリーかと言われると
かなり疑問です。
総合的に見ると
栄養価は高いです。
今回
NFEに含まれる糖類やデンプンが
栄養過多に大した影響は与えていないと
判断した一番大きな理由は
カッチカチだったウンチが
ふっくらウンチに変化したからです。
停滞気味だった内臓が
活発に動き出すと
栄養の吸収効率が変わります。
実験で証明されています。 ※分かりやすいので人間用のをリンクしました(笑)
まぁ、ぶっちゃけ資料なんか探さなくても
よく考えれば誰でも分かることなんですよ。
消化って
要は微生物による分解です。
体内に入った食材は
微生物に分解されてからでないと
栄養素として体内に取り込めません。
中学校の理科でみんな習ったはずだよ
消化「不良」ってことは
分解率が低い状態ってことです。
正常に分解機能が働かないんだから
そこから得られる栄養素も
少なくなるってことです。
こう言われると、当たり前だって分かるでしょ?
もちろんウサギも
消化不良の資料って
探せば結構見つかります。
ここまで書いたら
皆さんもお分かりかと思いますが
コヨミが今回栄養過多になった
一番の原因は
消化器官に与える負荷が
大幅に軽減された
ことによる影響です!
オーツヘイ自体
カロリーが高いわけじゃありません。
むしろ粗脂肪が少ないので
ヘルシーです。
オーツヘイをメインで食べて
太ってないウサギもいますから(笑)
そもそもウサギって
牧草の消化率が結構低い
って知ってました?
飼い主が見つけた資料では
アルファルファ(乾草)が
消化率14%
可消化養分総量30.9%
可消化養分総量って盲腸便のことね
と記載されてました。
牧草のエネルギー変換率自体が低いので
そうそう影響しにくいんです。
超大量に食べなければね。
余談ですが
コヨミのステロイドの副作用で起きた
チモシー爆食いは異常レベルでした。
過食し過ぎて常に苦しそうでした。
奇跡的にうっ滞が起きなかったのは
薬の影響で胃腸がマトモに稼働してたんだ
と思います
コヨミが栄養過多になったのは
オーツヘイをメインにしたことで
消化不良が解消され
内臓が活発に活動し始めたため
栄養素の吸収効率が
底上げされたことが原因です。
もっと分かりやすく例えると
栄養の吸収効率が
70%から80%に変化したら?
※パーセンテージは適当です
コヨミは普段から
牧草の他に
ペレット・野菜・オヤツも食べてます。
今までは
70%の吸収効率を
前提として
コヨミの体型を確認しながら
盲腸便が出ない程度の量を
加減して決めていたわけですから
効率が上がった10%分は
栄養過多になるわけです。
これが
コヨミが栄養過多になった理由です。
※あくまでも飼い主の見解ですけどね
コヨミが元々
消化不良(便秘)を
起こしていたから
起きたことなんです。
オーツヘイ自体は
太る原因ではありません。
文字数オーバーしたので
ここらへんの事情を
泣く泣く全てバッサリカットしたため
近いうちにちゃんと解説しないとなーと
思ってたら、1ヶ月経ってました(笑)
今回、オーツヘイをメインにしたことで
激的な体質改善に繋がったわけですが
実際にコヨミの身に何が起きていたのか
症状と結果を元に考察してみました。
一番刈りをメインにしていたときは
固い繊維を消化するのに
非常に時間がかかり
慢性的に
胃腸に強い負荷をかけ続け
内臓の動きが全体的に鈍くなり
腸の動きも停滞気味に
なっていた。
結果として
コロコロウンチの排出に時間がかかり
お腹に居座る時間が長くなり過ぎて
水分が必要以上に体内に再吸収され
カッチカチのウンチが出ていた。
そして
メインをオーツヘイに変更したことで
繊維が柔らかいので消化しやすく
胃腸にかかる負荷が
大幅に軽減されたことで
以前よりも内臓の動きが活発になった。
結果として
牧草だけでなく
これまで食べていたペレットや野菜からも
効率的に栄養が摂取できるようになり
栄養過多に繋がった。
栄養の吸収効率が底上げされたからね
ふっくらウンチを出すことで
体外に水分が排出される量が増えたため
飲水量が増えた。
ウンチからの再吸収ができなくなったからね
今までよりも
消化スピードが早くなったので
お腹が空きやすくなり
牧草を食べる量が増えた。
消化が早いものを食べたら
お腹空くのは人間も同じです
牧草を食べる量が増えたため
ウンチの量も増えた。
食べる量が増えたんだから
出るものも増える
効率よく消化され
素早くウンチが排出されるようになり
黒ウンチの量が減った。
今回、ビックリした変化が
もう一つありました。
ペレットを食べた後のウンチも
茶色に変化したんです!
※ペレットを食べて3時間後くらいに出るウンチ
今までは必ず黒ウンチだったのに!!
黒ウンチって
盲腸便と色が似てますよね?
ウンチを割ったときも
繊維も含めて全てがウンチ色です。
以前はペレットに含まれる繊維が
そうさせるのかと思っていたんですが
そうではないようです。
盲腸便は盲腸で「発酵」分解
されたものが盲腸便として出てきますが
胃腸の動きが停滞気味だと
コロコロウンチも
大腸(直腸)内で発酵し
盲腸便に似た黒っぽい色に
なるのかもしれない
と、今回の変化を受けて
飼い主は思いました。
あくまでも推測だけどね
発酵するってことは
少なからず多少のガスが発生する
ってことです。
多少ならまだしも
黒ウンチの割合があまりにも多い場合は
うっ滞予備軍とも言える
お腹の状態なのかもしれません。
以前のコヨミは
黒ウンチの割合が多かったですから・・・
この激的変化を
改めて総合的に評価すると
以前から懸念していた通り
コヨミは先天的に
消化器官が弱い体質
と言えると思います。
まさに
先天的なうっ滞予備軍
これからも油断せず
気をつけていこうと思います!!
最後になりますが
ウンチの排泄に必要な繊維質は
未消化繊維ですが
未消化繊維=固い
と偏ったイメージをする方が
非常に多い気がします。
飼い主も何となくそう思ってた時期あったよ
一番刈りにこだわらなくても
他の牧草も
未消化繊維は十分含まれています。
一番流通していて
一番繊維質が多く含まれているから
よく推奨されているだけです。
実際に論文用の実験にもよく使われています
要は
手っ取り早く
繊維を摂れるからです。
そこに個体差は
一切考慮されていません。
現にコヨミは
消化不良で便秘を起こしていました。
たまに
一番刈りを食べさせるために
他のものを極端に減らし
ウサギと我慢比べをさせてでも
食べさせる癖をつけろ
という意見がありますが・・・
中にはコヨミのように
相性が良くないと
かえって危険な場合もある
という事実を覚えておいて欲しいです。
たとえ、頑張って我慢比べして
ようやくちゃんと食べるようになっても
うっ滞の引き金を
引いた状態じゃ
無意味どころか逆効果!!
実際に
一番刈り食べてる子でも
普通にうっ滞になりますし
緑ウンチをする子も
うっ滞になったという話も聞きます。
うっ滞のリスクは
ウンチの色は関係ないです。
多少の優劣はあるのかもしれませんが
この色だから大丈夫!は
ありえません!
うっ滞回避の
基本中の基本として
何よりも一番大切なのは
相性の良い牧草を
食べることなんだと思います。
コヨミが証明してくれました!
一般的に
うっ滞の回避策として
動物病院では一番刈りを推奨される
ことが多いですが
コヨミのように
一番刈りが体質と合っていないウサギ
も存在しています。
きっと一番刈りだけじゃなく
チモシーそのものが合わない子も
いると思います。
誰であろうと
他人からの助言は鵜呑みにせず
飼い主さん自身が
きちんと観察して判断することも大切です。
皆さんも
ウンチの固さを
確認してみてください。
消化器官が正常に動いていれば
指の腹で簡単に潰せる
ふっくらウンチが出てるハズ。
指の腹で全然潰れない
カッチカチのウンチは
消化不良気味である可能性があります。
ふっくらウンチは
時間が経って乾燥しても
指の腹で潰せます。
カッチカチのウンチは
お腹の中で水分が再吸収された後に
更に圧縮されるので、潰れないんですよ。
ふっくらウンチはあんまり圧縮されてないから
水分が乾燥しても潰れます。
ふっくらウンチがほとんどで
カチカチウンチはごく僅か程度なら
そんなに心配する必要はないと思いますが
ほとんどカチカチウンチなら
牧草を見直しても良いかもしれません。
もしかしたらコヨミみたいに
改善する可能性もあります。
ちなみにコヨミは
メイン牧草を
オーツヘイに切り替えてからも
一番刈りも毎日少しずつ食べてます。
大量に食べるから消化不良だっただけで
少量食べる分には問題ないようです。
むしろ良い刺激になるのかも?
本来コヨミが必要とする一番刈りの量は
おやつ程度の少量が正解だったようです。
コヨミは
サプリは何も食べていません。
今回のようにサプリに頼らず
体質改善できる場合もあるので
こんな例もあるんだな〜と
頭の片隅にでも
置いておいて頂けると良いと思います
最後に・・・
勘違いする方がいると大変なので
ハッキリお伝えしますが
オーツヘイで
便秘が改善するわけでは
ありません(笑)
たまたま
コヨミの体質とオーツヘイが
相性が良かった
だけだと思います。
世の中にはオーツヘイ意外にも
たくさんの種類の牧草が存在しますので
もし便秘で悩まれているなら
色々試して頂くのが一番です。
あと
今回の記事は
消化器官が弱い子に向けた記事です。
一番刈りをディスっている
わけではないので悪しからず(笑)
一番刈りをメインで食べて
全く問題ない子は
そのままで良いと思いますよ
本日も最後までお読み頂きありがとうございました




