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東京から東北新幹線で新青森まで3時間、JR奥羽本線の特急に乗り継ぎ東能代まで2時間弱。さらにJR五能線に乗り換えて1時間半、難読駅の艫作(へなし)から徒歩20分。
「黄金崎不老ふ死温泉」は、暮れゆく日本海に臨む黄金色の混浴露天風呂で知られる、最果ての秘湯だ。
その名は「不老不死」ならぬ、「不老ふ死」。人は決して死を免れられない、ゆえに誇大な〝不死(=永久に死なない)〟の表記を避けたからだろうと、ずっと思っていた。
面白くない、嫌な気分を表す「不愉快」という言葉。
これを「ふ愉快」と表記すればどうだろう、不愉快さが随分と和らいだ気がしないだろうか?
例えば、〝愉快な仲間たち〟ならぬ〝ふ愉快な仲間たち〟。どことなく微笑ましさすら感じるのは、わたしだけだろうか。
…などと思いつつ、「不老ふ死」温泉の名前の由来を検索したら。
なんと〝否定を意味する「不」の字が二つ並ぶのは縁起が悪いから〟とのことだった。
となれば、「ふ死」は「不死」と変わらない誇大表現ということか…長年の勘違いに吃驚したわたし。
〝ふ愉快な仲間たち〟は、いかにも不愉快な連中に違いないのだった。
「不老不死」という言葉に、ユッコこと岡田有希子さんを想ったのです。
みんなの心の中で彼女はずっと18歳のまま、暮れゆく海の水面のように、キラキラと輝いているのでしょう。
photo by yukikostarlight