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震災を乗り越えようとしている街を、何度か訪れているわたし。実は今回、初めて気づいた。街角の新聞販売店が十数年を経た今もなお、再建されず仮設店舗のままなことに。

 

日本新聞協会によると、2024年の日刊紙発行部数は2700万部弱。5400万部弱あった1997年のピーク時から、実に半減したという。明らかに先細りな新聞業界…販売店を子孫に継がせず、自分の代で終える店主は少なくないだろう。

 

わたしが新聞配達をしていた高校生の頃。世話になった近所の販売店の店主は三十代半ばで、いい外車に乗っていた。

あれから40年…このペースで新聞の部数が減り続けると、2030年代半ばに紙の新聞は消滅するという。そんな未来を、新聞少年だった頃は思いもしなかった。

 

いま新聞を読んでいるのは、大半が高齢者という。活字はどんどん大きくなり、広告も高齢者向けのものが目に付くようになった。

新聞はスマホの中の電子版で。そんなわたしもあと数年で還暦だ。

明け前の街角で白い息を吐きながら、朝刊を運んだ日々はすっかり遠くなった。

 

 

 

ユッコこと岡田有希子さんがいなくなって40年近く経ち、新聞をはじめとするマスコミは、いつしか衰退産業とみなされるようになりました。

ユッコさんが憧れてやまなかった、ブラウン管の中の華やかな世界。家族揃ってそれを見つめたお茶の間。いまは、みんな手のひらのスマホの中に。

photo by yukikostarlight